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出版社内容情報
遺跡探索を生業とするミコトが、今回の調査で見つけたのは眠れる美少女だった。サイファーと名乗った少女は名前以外の記憶をなくしており、さらには見たこともない装備と武装を駆使する能力を持っていた。ミコトのことをマスターと呼び慕ってくるサイファー。しかしミコトは《人型災害》と呼ばれるほどの不幸体質で誰かといるのは好ましくない……のだが、ミコトに降りかかる災いをサイファーはその武力で解決していく。そんな頼もしい彼女が興味を示したのは“恋”することのようで――。人型災害×最終兵器の“恋”をするための旅が始まる。
内容説明
遺跡探索を生業とするミコトが、今回の調査で見つけたのは眠れる美少女だった。サイファーと名乗った少女は名前以外の記憶をなくしており、さらには見たこともない装備と武装を駆使する能力を持っていた。ミコトのことをマスターと呼び慕ってくるサイファー。しかしミコトは“人型災害”と呼ばれるほどの不幸体質で誰かといるのは好ましくない…のだが、ミコトに降りかかる災いをサイファーはその武力で解決していく。そんな頼もしい彼女が興味を示したのは“恋”をすることのようで―。人型災害×最終兵器の“恋”をするための旅が始まる。
著者等紹介
手島史詞［テシマフミノリ］
『沙の園に唄って』（富士見ファンタジア文庫）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
遺跡探索を生業とするミコトが、調査で見つけた眠れる美少女サイファー。名前以外の記憶を失っている彼女が、見つけてくれたミコトをマスターと慕ってくれるボーイミーツガール。見たこともない装備と武装を駆使する能力を持ち、様々な知識や感情を学習しながら、人型災害と呼ばれるほどの日常的に不運体質のミコトを救うサイファー。恋に興味を示してミコトを慕うサイファーの可愛らしさが突き抜けていて、破格の戦力と人型災厄のコンビゆえに厄介者扱いされて、それでも彼女とともにあることを決意したこれからの物語を読んでみたいと思いました。2022/12/27
しぇん
26
タイトルから受けるラブコメ感とは裏腹に世界観はかなり暗めでした。二人のラブコメは可愛いですけど、世界は何か色々負けて終わってしまった後のディストピア感を感じてしまいました。結局300年前の真相は難何ったのかな？幸せを祈ってた優しいご先祖様がいたのはわかりましたが2023/01/24
サキイカスルメ
22
ボーイミーツガールはいいぞ！不幸体質な少年ミコト。遺跡探索で見つけた謎の少女サイファー。ミコトの不幸によって偶然出会った2人、人型災害と兵器少女が恋を見つけるファンタジー。追手から逃げながら、絆を育む主人公とヒロインのお話はね、いいんですよ。こういうお話でしか得られない栄養素があると思う（え）あとは、魅力的な主人公とヒロインですね。サイファーめちゃくちゃ可愛い！！ミコトは可愛さもありながら、終盤でのサイファーのために全力を尽くしていた姿はカッコよかった。私は世界より大切な女の子を選ぶ男の子を応援します。2023/01/03
のれん
18
作者お得意の機微を知らない不思議系の少女と、恋を知らない少年のボーイミーツガール。 基本少女が厄ネタと思わせてから、実は少年の方にも秘密があったというのがお約束だが、その展開が早い。さらには少年の秘密の方が規模がでかく物語の中心地にいるところが特徴。 そこまで巻いた展開ながら全体的に甘ずっぺぇでまとまるのが手島流。作者曰く作家人生の中で最年少主人公らしいが、作者のキャラ大体恋に関するとポンコツになるので、それ比べるとむしろ精神年齢は高い気すらするが(笑)2023/01/03
真白優樹
13
かつて厄災と呼ばれる存在との戦争で荒廃した世界で、世界に呪われた少年と、最終兵器の少女が出会い始まる物語。―――この世界に愛されぬ、それでも確かな愛があるのなら。 恋に興味を持つ少女に振り回されながら、優しくはない世界で記憶を探し進んでいく物語であり、未熟で青臭くとも真っ直ぐな思いの溢れる心に刺さる物語である。世界に嫌われる、ならば新たな世界を目指す。見果てぬ夢へと歩き出した二人はどんな未来を進むのか。この世界で色々なものを知っていき、最後はどんな世界へ辿り着くのか。 次巻も勿論楽しみである。2023/01/01
