魔法使いへの道〈上〉腕利き師匠と半人前の俺

光乃 えみり【著】/ずじ【イラスト】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 292p／高さ 19cm
• 商品コード 9784047372375
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

魔法学校に通うアレクシスは才能豊かな優等生だが、冷徹悪人顔＋女性恐怖症で苦労が絶えず、加えて学年首席なのになぜか留年しそうになっていた。進級する為には卒業生の弟子見習いとして働かなければならないが、現役の魔法使いのほとんどは女性。困っていたところ、数少ない男性魔法使いであるダニエル・ブラッグを紹介される。さっそくダニエルのもとを訪ねるも、現れたのは黒髪の美少女!?　「見た目でしかモノを判断できないのか？　魔法使いならもっと見る目を養うんだな、魔法学校のお坊ちゃん」。この日からアレクシスの苦労の旅が始まった――破天荒な師匠と生真面目な秀才の旅するハイファンタジー開幕！

内容説明

魔法学校に通うアレクシスは才能豊かな優等生だが、冷徹悪人顔＋女性恐怖症で苦労が絶えず、加えて学年首席なのになぜか留年しそうになっていた。進級するためには卒業生の弟子見習いとして働かなければならないが、現役の魔法使いのほとんどは女性。困っていたところ、数少ない男性魔法使いであるダニエル・ブラッグを紹介される。さっそくダニエルのもとを訪ねるも、現れたのは黒髪の美少女！？「見た目でしかモノを判断できないのか？魔法使いならもっと見る目を養うんだな、魔法学校のお坊ちゃん」。この日からアレクシスの苦労の旅が始まった―破天荒な師匠と生真面目な秀才の旅するハイファンタジー開幕！魔法のｉらんど大賞２０２１異世界ファンタジー部門部門賞受賞作。

著者等紹介

光乃えみり［コウノエミリ］
神奈川県出身。専門学校でイラストや小説、自然療法などを学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

女性恐怖症で魔法使いの弟子見習いができず、魔法学校で学年首席なのになぜか留年しそうになっていたアレクシス。数少ない男のダニエルを紹介されるファンタジー。英雄の曾孫で名門の跡取りながら、過去のトラウマで女性が苦手なアレクシウスが、訪ねた先で会ったのはなぜか黒髪の美少女で、そこからダニエルの事情に巻き込まれて始まるアレクシスの苦労の旅。人を殺したくなくて攻撃魔法の習熟も避けていた彼が、不穏な状況で見せるポテンシャルと頑なさがあって、それでも破天荒な師匠についていくことを決意してどう変わってゆくのか下巻に期待。

2023/01/28

[ぐっち]

表紙の美少女とイケメンの師弟ものなのに、表紙の美少女の正体はオッサン、という誰得な設定（まだオッサンのままのほうがニーズがありそうだが？）だけど、組織からはぐれたオッサンと優等生の師弟関係、恵まれているはずの優等生の抱える問題、魔法のテロ組織、読んでいくとじわじわ面白い。続けて下巻へ。

2023/03/04

[サケ太]

これは良いハイファンタジー。数少ない男性にして、ある事情から卒業が危うい魔法学校の生徒、アレクシスの徒弟実習の相手は、少女の姿をとる謎の男ダニエル。二人の奇妙な師弟関係。その旅路は、多くの学びをアレクシスに与え、ダニエルの心を動かす。下巻も楽しみ。

2023/01/31

[すがはら]

派手さはないけどジワジワ面白くなってくるし読み易いです。女性恐怖症の不器用な優等生が酔うと天然のタラシになるところが好き。是非また飲んで欲しい。お話は夏休みの出会いで青少年が成長する物語かと思ったら、戦後の平和思想とテロや紛争やひょっとしてLGBT的な話題まで出てくるのかといった意外と現代的な重みのあるもの。下巻でどこまで話が膨らんでいくのか楽しみです。

2023/03/02

[alleine05]

タイトルとイラストからもっと牧歌的ファンタジーな作品なのかと思ったら、戦争の爪痕があったり国家的組織同士の暗闘があったり大規模な自然災害などもあったり人が容赦なく死んだり殺したり、キナ臭くて殺伐とした内容でびっくり。あと主人公コンビがそれほど目立って活躍する場面が少ないのもすっきりしないところ。アレクシスは才能豊かだし学生としては優秀なんだけど、現場の荒事に対応するにはまだまだ経験不足で力不足な印象だし、対してダニエルはたしかに腕利きで優秀なんだけど、魔力が少ないそうでピーキーな使い方を

2023/02/07