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出版社内容情報
1878年6月。
横浜からはじまった英国人冒険家イザベラ・バードの旅は
日光から新潟を通り、秋田を抜けて、ついに本州最北の地・青森へ。
梅雨の東北地方でバードを待っていたのは
降り続く雨と、荒れ狂う川。
そして、その過酷な自然の中であっても、工夫を凝らして生きる
日本人のたくましさだった。
東北編最終章の第9巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルピニア
52
碇ケ関で土砂崩れに遭い、孤立した村でけが人を治療する。黒石では、日本人クリスチャンと交流。厳しい健康状態にもかかわらず蝦夷にこだわる理由は・・。そしてついに青森から蒸気船で函館へ。原作「日本紀行(時岡敬子 訳 講談社学術文庫)」を読み始めたのだが、原作はこのようにドラマチックではない。マリーズも登場しないし、イトに関する記述もほとんどない。しかし、バード女史の鋭いけれども澄んだ観察眼、その土地の文化や逞しく生きる人々に対する敬意が充分に感じ取れる。それにしても佐々さんの想像(創作)力には驚かされるばかり。2022/02/18
ネムコ
32
艱難辛苦の果てに蝦夷(北海道)の地を踏んだバードさん。医者に「旅はドクターストップ」と言わしめる程身体はボロボロ。それでも英国領事の働きかけにより開拓使長官への証文のおかげで、宿や食料・医薬品を優先的に使える目処も立ち、いよいよ蝦夷探検に出発できる!というところで、戦友たる伊藤(イト)がプラントハンターのマリーズに拉致されてしまった! 次作も楽しみ♪2023/05/28
るぴん
25
レンタル。バードさん遂に蝦夷地・函館上陸。バードさんはダーウィンに会ってたんだ〜。彼がアイヌに興味を持っていたとは驚きだった。マリーズ氏に連れ去られた伊藤はどうなる⁈2022/10/08
毎日が日曜日
23
★★★★+ 遂に北海道へ到着。アイヌのコーカソイド説初めて聞いた。 船が嵐に遭うと健康になるなんて、なんて変態。2022/02/20
ふじ
23
碇ヶ関〜函館と引き続き身近な地域。今回印象的だったのは、自然の恩恵も脅威も、謙虚に受け入れる人々の姿。都市化が進んだ現代では忘れかけていたこの感覚。人も自然の一員と思えていたこの頃の方が豊かな気がした。からの最後。イト!!2022/02/13