- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA ビームC
出版社内容情報
あの忌まわしい事件から4年。
美月は不安を感じながらも、子供たちとささやかな日々を過ごしていた。
しかし、未成熟で傷ついた心を抱えた子供たちと美月が、
家族の形を保つのは徐々に困難をきわめ始める……。
社会の片隅で生きる疑似家族、この物語の結末は。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プロムナード
6
いいラストだった。「もし“普通の人生”を送っていたなら」という切実な思いが胸を刺す。その中であがき続けるように生きてきた美月の最後の決断は、同じようにあがくわたしたちに勇気をくれるし、ああした決断がされ得ること、それ自体が実は救いなんだと思う。2022/04/29
winnerloser14
0
素晴らしい作品でした。世間の常識なら、このラストは許されないのだろうけど、これで良いのだと思える。 幸せって何だろうな・・あのばあやさえいなければ、こんなことにはならなかったのだろうか・・などと人のせいにしてても始まらないし、やるせないなぁ・・2022/05/15