内容説明
本書は、明治大学博士学位請求論文「パーソナルハザードについての包括的研究―保険、リスクマネジメント、企業倫理からの統合的アプローチ」に若干の加筆・修正を加えたものである。第１部ではパーソナルハザードの概念整理を試みている。第２部では日本の保険企業をめぐる倫理的な問題について考察している。
目次
第１部 理論編―パーソナルハザードの概要と対応策（パーソナルハザードの把握；リスクマネジメント理論におけるパーソナルハザード；生命保険企業の販売政策をめぐる企業倫理上の課題；保険犯罪と保険企業の企業倫理）
第２部 事例編―モラルハザードと企業倫理：保険企業をめぐる企業倫理上の課題（団体定期保険をめぐる企業倫理上の課題；自賠責保険をめぐる企業倫理上の課題；リスクマネジメントと企業倫理：パーソナルハザードをめぐって）
著者等紹介
中林真理子［ナカバヤシマリコ］
１９９５年３月明治大学大学院商学研究科商学専攻博士前期課程修了。１９９８年４月明治大学商学部専任助手。１９９９年４月明治大学商学部専任講師。２００２年３月明治大学大学院商学研究科商学専攻博士後期課程修了、博士（商学）。２００２年４月明治大学商学部助教授、現在に至る
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