出版社内容情報
後宮のお手紙箱に、新たな『謎』が投函された。
真相を探るべく河川の街を訪れた莉杏は、異国の青年が“生贄”にされかけていたところを助ける。
実はその青年は、叉羅国のヴァルマ家当主ラーナシュだった！
莉杏はラーナシュと交流を図りながら、生贄騒動の真実、そして自ら見つけた新しい問題『民が安心を得るための方法』に暁月と共に向き合うが!?
内容説明
後宮のお手紙箱に、新たな『謎』が投函された。真相を探るべく河川の街を訪れた莉杏は、異国の青年が“生贄”にされかけていたところを助ける。実はその青年は、叉羅国のヴァルマ家当主ラーナシュだった！莉杏はラーナシュと交流を図りながら、生贄騒動の真実、そして自ら見つけた新しい問題『民が安心を得るための方法』に暁月と共に向き合うが！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
64
シリーズ最新巻！茉莉花官吏伝7巻の前日譚で、ラーナシュが白楼国に着く前に赤奏国でどう過ごしたかが語られます。その他、龍水河の治水、生贄、わらべ歌など！本編ではラーナシュの出番が完全に終わったのでまた会えて嬉しい♪は〜、本編は本当に緊張と頭フル回転の連続なので、それとの対比でこちらはとても安心します。まっすぐでどんどん素敵な女性＆皇后になる莉杏と、それに参り始めている暁月の様子がとても良い…早く歳を重ねて、名実共に莉杏に陥落する日をニヨニヨ楽しみにしています^^2021/08/11
よっち
45
後宮のお手紙箱に、新たな『謎』が投函された。真相を探るべく河川の街を訪れた莉杏が、叉羅国のヴァルマ家当主ラーナシュが生贄にされかけていたところを助ける第五弾。莉杏がラーナシュと交流を図りながら、明らかになってゆく生贄騒動の真実、そして莉杏が自ら見つけた新しい問題『民が安心を得るための方法』。今回は茉莉花官吏伝の白楼国でのエピソードの前日譚的な内容でしたが、十三歳とは思えないほど聡明でものすごい勢いで成長し続ける莉杏に、密かに俺の皇后はすごいだろとドヤ顔で自慢げな暁月がなかなか良かったです。また続巻に期待。2021/08/30
すがはら
32
ラーナシュが珀陽と茉利花に大いなる厄介事をもたらす前の様子が分かりました。やっぱりラーナシュは只の善人じゃありませんね。莉杏が凄い勢いで成長していてびっくりです。もう立派な皇后様じゃないですか！莉杏が恋物語の憧れのシチュエーション再現にはしゃいでいる裏で曉月は自分の女房自慢を始めているなんて、莉杏が知ったら天に昇っちゃいそうです。曉月が珀陽の所にわらべうた集を送りつけるまでにどのくらいの日数が経っているのか、向こうではどんな事が起きている頃なのかと色々想像してしまいました。2021/08/06
はなりん
31
ラーナシュが白楼国に行く前、赤奏国に滞在していたときの話。莉杏がわらべ歌集を作るに至った過程と成長がよくわかる。そんな莉杏に少しずつ落ちて行く暁月がまた良き。莉杏が年齢以上に恋愛面で幼い感じなので、どこまで進展するのか微妙ですが、この2人の関係は安心して楽しめます！2023/07/02
mariann
30
は〜、尊い、莉杏ちゃん。相変わらず陛下の言うことをよく聞いて、スポンジのように吸収し、尚且つ応用させる賢さ。そんで素直ときた。暁月が手離すわけないよね。 今回は川の治水の案件とラーナシュがやってきた二本立て。これは白楼国へ行く前のラーナシュの話か。どこへ行っても大騒ぎだねぇ。彼のセリフの中で白楼国へ行ったら…のくだり、もう茉莉花と知り合っているのかと思ったけど違うことよね？ これからもどんどん成長していく莉杏ちゃんが楽しみです♬2022/04/28
