出版社内容情報
作者の肉筆に近いサイズで絵が楽しめる、迫力の<ワイド版>コミックス。函入り豪華仕様、長期の保存に耐えうる愛蔵版『乙嫁語り』の刊行です。
これまで日本では、漫画は雑誌で連載するために描かれ、コミックスはそれを簡易にまとめたものが発売されてきました。ゆえにサイズは小さく、収納場所は少なくて済むのですが、原画で描かれた迫力を楽しむためには雑誌を読むか、原画展に行くしかありませんでした。今回発売される<ワイド版>では出版するサイズを、連載誌・青騎士と同寸の天地240ミリ×左右170ミリに大判化。漫画家が紙につけペンで描き込んだ、熱量まで感じ取られる大きさになりました。
さらに近年、日本以外の国では、漫画単行本の仕様が高級化しています。『乙嫁語り』も、英語版はハードカバー、フランス語版はワイド版で発売されており、2021年に発売されたベトナム語版『シャーリー』は函入りで発売されています。日本の読者のために、最も良い状態で漫画を楽しんでもらいたい。そこで乙嫁語り<ワイド版>は大判、函入り、上製本仕様で発売することにいたしました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
20
函入、美しい紙、見返しの模様、そして印刷であることを忘れそうな筆致を見ることができる。文様の美しさ。とにもかくにもうっとり。2021/09/20
きまたよ
6
これは読むしかないよね。2021/10/22
ムーミン2号
4
もともと雑誌連載用に描かれることの多い日本の漫画は、そのサイズはB5のことが多い。それが単行本になる際、サイズダウンされるのはフツーのことだろう。また、雑誌の紙質はご存知の通りだから、漫画家が描いたそのものに近い出版はほとんど皆無と言っていい。この2つの矛盾というか、ジレンマは仕方のないことだったが、このワイド版は違っている。その細やかさ、美しさには目を奪われる。ハードカバー仕様、ハコ入りとこれ以上望むことはない。もちろん、内容は高評価を受けているのも当然というもの。2021/09/07
Te Quitor
1
あまりにもエグすぎる描き込み。とにかく絵が「素晴らしい」の最上級。凄すぎるので、ワイド版を読みたくなり読みこんだ。中央アジアという馴染みのない舞台だけど、やはり雰囲気が良い。とにかく美しい漫画だ。2022/08/02
トリニト
0
美しい。所有する充足感が半端ない。2021/08/22