出版社内容情報
ローザは美貌と慈愛深さで知られる伯爵令嬢。
しかし実際は、薔薇愛、つまり男同士の恋愛に妄想をたぎらせ
己の萌えを追及しまくる貴腐人であった。
14歳のある日、千年に一人の理想の「受け」逸材である異母弟のベルナルドと
(一方的に)運命的な出会いをしたローザ。
すぐさま「ベルたん総受け計画」を策定し奮闘するも
その腐りきった振舞いがなぜかことごとく高潔な行いと勘違いされ――?
王子や王女、さらには異国の王子まで巻き込んで
ローザの妄想が国中に影響を与えることに!?
内容説明
ローザは美貌と慈愛深さで知られる伯爵令嬢。しかし実際は、薔薇愛、つまり男同士の恋愛に妄想をたぎらせ己の萌えを追求しまくる貴腐人であった。14歳のある日、1000年に一人の理想の「受け」逸材である異母弟のベルナルドと(一方的に)運命的な出会いをしたローザ。すぐさま「ベルたん総受け計画」を策定し奮闘するもその腐りきった振る舞いがなぜかことごとく高潔な行いと勘違いされ―?王子や王女、さらには異国の王子まで巻き込んでローザの妄想が国中に影響を与えることに!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
36
表紙が面白くて購入。挿絵も良かった。 物語は腐った趣味に目覚めたローザと周囲の勘違いコメディ。新しい価値観を布教する為には自分が立派な人物でなければならない、という高いんだかおかしいんだか判らない志や、新たな萌えを開拓し続ける思考過程など最初から最後まで面白かった。ローザの趣味が実にキワモノなんだけれど、周囲の善意が本人にとっては酷い形で返ってくる結末なので、さほど不快には感じないのが凄い。 続きが楽しみ。2020/07/10
たまきら
29
腐女子が世界を(なりゆきで)救っちゃう!な設定に大笑い。身近にBL脳の人がいると、暗記グッズで攻め受けを語られたりするので、「ペンとインク壺」に涙が出るほど大笑いしてしまいました。何をしても良い方向に進む彼女にはこれからもこのまま世直しを進めていっていただきたいです♪読み友さんの感想を読んで。2023/10/11
シルク
27
2020年シルク的ベスト10候補作(TL部門じゃなくてね。全体のね)。サイっ...コーで、ございます(T^T) ありがとう、ありがとう。お試し読みで、もう、居てもたってもいられんくなった。ライトノベルに1360円とは、ちーとわたくしはびびっちまって、文庫になるまで待とうかしらと思ったのだけど...そう思った数時間後、「これは1000円超えてても今欲しいレベル!」と、ポチりましたとさ。さっすがの楽天ブックス、翌日に届きまして、小さいダンボールに入っていた。開封すると、なるほど...分厚い400ページ。この→2020/07/03
papako
22
ずっと気になっててセールになったので。うーん、楽しいけど『ふつつかな悪女〜』ほど楽しくはなかったな。重なる描写やネタが多いけど、よりまとめられているふつつかの方が楽しくて、手放しには楽しめなかった。やはりふつつかが好きすぎるからだな。2025/01/04
サケ太
22
面白い勘違い系で、ノット転生もの。腐に取りつかれたローザが本人も周囲もその境遇や思考を勘違いしたまま、前進し続ける。考えなしなんだけど、状況を挽回できるだけの能力を持っていることも厄介。周囲に好かれながらも、そんなの関係ないとばかりに妄想に浸り、暴走する。果たしてローザの行く道は。2020/06/13
-
- 和書
- 悪ノ四重奏