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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
31
「元気出しな・出会うべき人とは会えず、思ってもいない人間と出会う。よくある事さ俺達移民には」。惑星間での交流が飛躍的に進み、地球以外の星の人々が移民として訪れては出稼ぎしたり永住権を獲得したりしている世界を舞台に、地球で暮らす叔父を頼ってやって来たバク星の子供「バクちゃん」の目に映る世界と日常を描く、見た目はかなりゆるふわ系のSF。どこか「われらコンタクティ」を思わせる絵柄で、もしかして、と思ってたらやっぱりビームコミックスだった。確かに社会風刺が大きな主題の一つではあるのだろうな(以下コメ欄に余談)。2020/05/28
akihiko810/アカウント移行中
23
夢が枯れてしまったバク星から地球に移住してきたバクちゃんの、少し不思議な東京移民生活。 ゆるふわで可愛いキャラや絵柄とは裏腹に、お話のテーマは「移民問題」とシビア。就労の問題、移民2世のアイデンティティなどが描かれる。事情があって異国の地で働き暮らすことの困難をファンタジーに託した作品。2022/03/01
もかを
10
バクちゃんの可愛さよ。ファンタジーだけど余所者に対する反応がリアル。宇宙人に置き換わってるけど、日本に暮らす外国人の目線で世界を見ているようだった。日本人ですら生きにくい世の中なのだから、外から来た人はなおのことだよね。バクちゃんの可愛さに惹かれて買ったけど、当初思っていたより重めのストーリーに展開していきそう。2021/07/03
ymmtdisk
10
夢が枯れてしまったバク星から地球・東京へやってきた、移民のバクちゃんが主人公。2巻予告の文言を借りると「すこし不思議、すこしリアル」なお話で、日本で生まれた身として、他の国からやってくる人の状況を如何に知らないか、という気づきが得られる内容だった。そこにバクちゃんの「夢を食べる」というファンタジーな要素が上手く絡んでいる。 岸本佐知子さんがおすすめしていて知った。そこでも言及されていたけど、清掃係で27年在住のサリーさんに「地球は好き?」と聞いたときの答え、「選択肢 ないよ(ノーチョイス)」が印象的。2021/05/12
takeapple
8
ニホンにいる外国人移民のことを地球以外の星から来た宇宙人として描いている。次どうなるのか楽しみ。荻上チキセッション22で紹介された。2020/09/22