出版社内容情報
「選ばれた十二席(ヘルヘニル・ツヴェルフ)」の一人になる――。
その夢を抱き【仮面造形師】の試験を受けに王都へとやってきたイルゼは、そこで漆黒の仮面をつけた寡黙な騎士ヴィンセントと出会う。
“顔のない騎士”と揶揄され、素顔に醜い傷と凄惨な過去を負う彼に、たまらなく惹かれていくイルゼ。
だが仮面を作らせてほしいと頼むも「お前とは関わりたくない」と一刀両断され!?
内容説明
「選ばれた十二席」の一人になる―。その夢を抱き“仮面造形師”の試験を受けに王都へとやってきたイルゼは、そこで漆黒の仮面をつけた寡黙な騎士ヴィンセントと出会う。“顔のない騎士”と揶揄され、素顔に醜い傷と凄惨な過去を負う彼に、たまらなく惹かれていくイルゼ。だが仮面を作らせてほしいと頼むも「お前とは関わりたくない」と一刀両断され!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんか
21
ふつうにおもしろかったです。魔術を使うための仮面を作る仮面造形士を目指し都へやって来たヒロイン。そこで仮面を身にまとう騎士と巡り合う、てな始まり。騎士が以前魔術師であったり、父親の事故にかかわりがあったりと次々明らかになっていく。次々起こっていく新たな展開に惹きこまれて読みました。出てくるキャラも魅力的な造形。オリジナル設定が入っていてもスイスイ読め、確かな文章力のある方とお見受けしました。受賞作との事なので、今後が楽しみな作家さん。続編があればぜひ読みたい。2019/10/19
てんぴよ
2
読んでびっくり!デビュー作とは思えない文章力!! ヒロインがその時その時の自分で出来るベストを尽くそうと努力するのが良かったです。 古き良き時代のコ◯ルト文庫作品を思い出しました。 まだ解き明かされてない謎もあるので続きの構想もあるのだと思ってますが・・・どうなんでしょう? ぜひ合法猫ドーピングで続編も執筆〜出版して欲しいです。 2019/10/15
夜野
2
新人賞デビュー作品だけど文章は読みやすかった。顔の正面に大きな傷のあるヒーローが珍しい。心と体に傷をもったヒーローと、手探りで信頼関係を築いていくのが良かった。けどあらすじの仮面作りが職人のお仕事風では無くて、魔法使いのような描写だったのは期待と違った。手紙の差出人の正体や過去の事故の真相はおおむね予想通りだったけど、最後の作者のあとがきが面白かった。2019/10/14
kabuonoe00
0
面白かったので続きがないのかなぁとなってしまったほど。仮面の騎士もかっこいいしヒロインもがんばってていい子でシナリオも面白かったです。2022/06/04
Oreo&Bisuko
0
読んだ本を一気に登録中(6冊目)です❗ 思ったよりも長くなってしまいましたw( ゚∀ ゚) 表紙の絵につられて読んで見ました。 主人公が健気に頑張っている所が『頑張れー❗』っていう気持ちになりました!