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出版社内容情報
五人のエルフたちと理想の学園生活を――。
内容説明
異世界に転移し、早速俺は死にかけていた。魔王的なやつと戦って傷ついたとかそういうわけじゃない。持っている金は使えず、言葉も通じない世界で普通に生活ができずに死にかけていたのである。薄れゆく景色の中俺の目の前に現れたのはなんと五人のエルフだった!命を救われた俺はこの世界の常識と学歴を身に着けるため、彼女たちが通うエルフの学園に通わせてもらうことになったのだが!?卒業したくてもできないエルフ学園ラブコメ登場!
著者等紹介
かめのまぶた[カメノマブタ]
奈良県出身。第19回えんため大賞ライトノベルファミ通文庫部門で特別賞を受賞した『エートスの窓から見上げる空 老人と女子高生』(ファミ通文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
23
☆ とりあえずタイトルにあるようなラブコメ要素はほとんど存在しない。強いて言うならヒロインがほっぺにキスするのと軽いツンデレくらいなのでそこ目当てで購入した人はガッカリすると思う。また、肝心のエルフの挿絵も何故か顔が描かれていない後ろ姿などのそこまで需要がない場面であったり、エルフの口絵が2ページ分しかなかったりと物足りなさを感じざるを得ないものとなっている。ただ、緩い日常物が好きな人にはもしかしたら合うんじゃないだろうか。2019/11/09
よちたか
6
デビュー作の一風変わった学園ミステリが面白かったので、この作品も何か捻りを加えてきているのだろうと身構えて読んだのだが、タイトル通りエルフ学園ラブコメだった。一般的なファンタジー世界のエルフのイメージと異なり、エルフ達が排他的でも高慢でも理屈屋でもないので、ストレスフリーで読めるのだが、逆にほとんど物語に起伏がなく、淡々と終わってしまった印象。ラブコメ的な盛り上がり要素も薄いので、まったりした世界観のスローライフものを読んだ印象が残った。個人的にはあとがきにあったもっと殺伐とした作品の方を読みたかった…2019/10/29
リク@ぼっち党員
5
なんか必然性があまりなかったので、話に乗り込めなかった。価値観の差と言われたらしょうがないけど、なぜ主人公はモテてるのだろうか。さすがに過ごす時間が足りなくない? それとも永遠を過ごす種族だから一瞬に燃えるのだろうか。どこぞの神様たちみたいに。一冊で五人分回してるのも、一人あたりのストーリーが薄くなっててもったいなかった。せめて二人くらいに絞ればもっと深みが出たと思う。2019/11/22
真白優樹
5
突然人間が滅んだ異世界に転移し死にかけていた少年が、五人のエルフの少女に拾われ、エルフの学園に入学し始まる物語。―――時の流れは違うけれど今日もゆるりと皆一緒に。鏡の世界に囚われたり、遠足を成功に導くために協力したり。常人とは時間の流れが違うエルフならではの感覚が所々で鋭く炸裂する、時間の流れがゆっくり進んでいる物語であり気が付けば読み終えている、お気楽な緩さが見所なはずの物語である。卒業の為の課題はまだ始まったばかり、果たして少年はこのゆるい世界で生き延びれるのか。 次巻も早く読みたいものである。2019/11/01