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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
39
『にわにはににん』で出てきた怪を祓う庭師について掘り下げられた作品。同時に匂い系でもあるという個人的には気になっていた作品でした。でも手に入れられず、2巻発売でやっと、1巻も揃い、感無量です。寡黙だが腕の良い「庭師」の明が土日を共に過ごすのは板前のトオル。明の本心は垣間見えないが、トオルは明と一緒にいる時間となるのが何よりも待ち遠しくて仕方ない。精からもらったものが料理になるのにほっこり。そして危うく、怪に変ずる所だった梅の精と白虎が愛らしい。だが、ラストの衝撃よ。この引きで読者は5年も待ったのか・・・。2025/06/23
ふかborn
25
とうしたいの?!話の流れをどっちに持って行きたいの??!明とトオルの関係をどうするの???!友也を当て馬にする気があるの????ひぃ~~~鼻息荒くなるぅぅぅ~~~!!いやマジで、ここまでニアを振り切って別次元に片足突っ込んでいるとはつゆ知らず、ただ単に植木屋さんと板前さんの話だと…嘘です、ちょっと期待して読んでますた。かりんとう饅頭を予想してたらチョコレートケーキが出て来たみたいな…何のこっちゃ。でも予想外に萌えた。2019/09/29
RIN
22
むせ返る緑に繊細な料理。小料理割烹の板前トオルと謎多き庭師の明、二人の繊細な関係。素直でどこか危ういトオルの想いとは裏腹に、優しく静かな明は心を見せない。庭にはモノノ怪、始末するのが庭師の仕事。松露に梅、蔑ろにしてはいけない精霊の手土産。思わせ振りな明、トオルはいじらしく友也は彼が欲しくなる。三者三様の想いは朧気な煙の様。色香漂う美しくも恐ろしい輪郭線の途切れた世界。夜の匂いと曖昧な記憶。炎の中で触れた手。君が好きだ。いつの間にかずっと。けれど、この気持ちの奥に眠っているのは、本当にただの恋心だろうか。2023/04/02
しましまこ
20
にわにわににんの庭師さん。禍つ怪を手入れする庭師さんと元ヤンの板前さんのそれぞれお仕事と週末毎の晩酌と。恐ろしくも美しい庭と愛のこもった料理と切ない片想いが堪らん!過去に何があったんだ?2019/09/16
緋莢
18
「このマンガがすごい!2020」オンナ編7位。<土曜日に少し肴を作って飲む 前は日曜日に外で飲んでた それが家飲みになって ある日酔って 泊まって それから土日 たまに明の部屋で過ごすようになった 晩酌だけだけど>小料理割烹で働く板前の星野トオル(元ヤン)は、寡黙な庭師・鷹木明の家で週末に、料理を振舞い、お酒と共に一緒に味わうのを楽しみにしていた…〝BLっぽい”ですが、あくまで〝っぽい”という雰囲気なので直接的な描写はありません。明は、〝庭の怪”という、普通の庭師では対処出来ない庭を扱う力の持ち主(続く 2020/02/17