出版社内容情報
料理が趣味の桜子に、ひょんな入内話が舞い込んだ。
相手は『冷酷な狼』で花しか食べないと噂の東宮。
心配した桜子が花を象った料理を振る舞うと、珍しい料理を気に入ったのか、「俺の料理番になれ」と命じられる!
さらには「引き受けないと言うのなら――代わりに、お前を食べる」と迫られて……!?
この入内、おいしい話じゃなかったの――!?
内容説明
料理が趣味の桜子に、ひょんな入内話が舞い込んだ。相手は『冷酷な狼』で花しか食べないと噂の東宮。心配した桜子が花を象った料理を振る舞うと、珍しい料理を気に入ったのか、「俺の料理番になれ」と命じられる!さらには「引き受けないと言うのなら―代わりに、お前を食べる」と迫られて…!?この入内、おいしい話じゃなかったの―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りらこ
19
Kindle Unlimited。最初は漫画で読んでいたのが、先が気になって検索したらアンリミに入っていたので読了。平安時代のことをよく調べられていて、実際に食べ物不味かったかも?と興味を。ちょっと唐の料理が現代風と、それ和食では?も多かったけど、あっさり楽しめたのでよし。2022/04/14
粋
9
さらっと読了。料理をする姫と、その姫の料理しか食べない東宮っていう設定は面白いし、和歌のひねりはよかったが、小火騒動からの内膳司の別当の所行のところが物足りない。帝の前で「俺」と言う東宮もどうかと(苦笑)絢子姫ともう一悶着あったら面白かったのにな。一番よかったのは典侍かな。2021/09/08
一条梓(アンフィトリテ)
7
守山市立図書館から。読み切り。平安時代が舞台の話。左大臣の娘が主人公。姫なのに料理に目覚め自分が作るようになる。まぁ、この時代あまり料理が美味しそうでないだろうから唐の国から入る料理と香辛料を駆使して美味しくしようと奮闘するのは解るかなぁ。自分も美味しくない料理は食べたくないな・・・・。2020/02/09
粋
6
再読。改めて読んでみるとより突っ込みどころが増えたが、宮中料理の美味しくなさはひしひしと伝わった(笑)2022/06/16
千代
3
うん、平安お料理ファンタジー。ドタバタラブコメを期待…してた…もう、帯に釣られるのはやめた方がいいかもしれない…。読んでてあちこち気になることもあったけど、何も考えず、ほんわかファンタジーとして読むに限る。主役カップルが今ひとつ好きになれなかったので、『我之主君天上天下唯我独尊』の典侍の存在に助けられて読み終わった感じ。典侍ホント好き。絢子もいいキャラしてそうなので、もっと絡んでくれればよかったな。特典SSペーパーに載ってた花餃子作ってみようかな。作中の料理のレシピは素直に嬉しい。 2019/07/05