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出版社内容情報
命の危険を冒してでも、旅に出る理由がある。バードの過去を描く第5巻!消えゆく文明を記し続けた旅人、イザベラ・バード。
山形から秋田へ向かう道のりの過酷さから、
脊椎の古傷が悪化し、激しい痛みが襲いはじめる。
旅の中断を申し出るガイド・伊藤に、バードは自身の過去を語り始めるーー。
彼女は何故、命の危険を冒してまで、旅を続け、市井の人々の暮らしに寄り添い続けたのか?
大人気、日本発見紀行。金髪の冒険家の生き様に迫る、第5巻。
佐々 大河[サッサ タイガ]
著・文・その他
1 ~ 1件/全1件
- 評価
工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
133
旅は山形から秋田へ。様々な虫に刺され、挙げ句は雀蜂に刺され困難な旅は続く。イザベラ・バードの過去が知れて興味深い。脊椎の病気に悩み籠りがちだったバードが主治医の勧めもあり旅に出る。ハワイでの旅がバードの人生を動かすことになる。通訳の伊藤にもトラブルが起きる。実際に起こったことか、創作かは分からないが、二人の旅は続けられるのだろうか。個人的には、イザベラ・バードが旅した時代の日本の姿や風俗をもっと描いて欲しいと思う。バードは日本の他に朝鮮半島や中国も旅する。その紀行文は未読で気になる作品。本編の展開に期待。2018/10/13
KAZOO
108
やっと5作目が出ましたが、この巻ではハワイに行った時の話が中心となっています。作者はよくバードの原文を読みこんでいると感じています。それを単純にコミックにしたら面白くないだろうということで読み手を楽しめるための小話などを結構挿入しています。2018/11/22
アルピニア
58
この巻は、主にバード女史が探検家になるまでの経緯が描かれている。主治医ビショップ先生の言葉「大丈夫!運命はいつも自分自身の意志の中にあるものですから」に背中を押され、そして女性探検家カープ女史との出会いがバード女史の生き方を決定づける。「カープさんはなんのために旅をしているの?」「そういうことはね、わからない人には説明しても理解されないし、わかる人には言葉なんて必要ないものよ」。今後、イト(通訳ガイド、伊藤鶴吉)との旅は続けられるのか・・。→2018/10/16
ネムコ
39
心因性の神経痛なんてあるんですね。病から逃れるため、そして自分らしく生きるために冒険者になったバードさん。このままイトさんと別れてしまうのか?2019/01/03
ばう
38
秋田への道中、雀蜂に刺されたバードは高熱を発して意識を失っている間、旅行家になるまでの出来事を回想する。何年経っても旅や冒険への熱い想いが無くならないバードはすごい情熱の持ち主だ。私には絶対無理だなぁ。言葉も食べ物も文化も全く違う異国でずぶ濡れになったら泥だらけになったり色んな変な虫に刺されたりするより、自分の家で安全に読書三昧の生活を送りたい。さて、伊藤は秋田に着いたらどうするのかしら?2019/07/03
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