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出版社内容情報
コーヒーを巡る物語の第一人者が贈る傑作シリーズ、最終巻。いつもの町の、いつもの通りの、いつもの店の、いつもの席で…。甘くホロ苦い、アロマ香るコーヒーを巡る連作集。ボリュームたっぷりでお贈りする、感涙のシリーズ最終巻。
山川 直人[ヤマカワ ナオト]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかは
44
最終巻。知らずに3巻目から読んでしまったので、1、2巻も読んでみたい。ラストは泣けてしまった。未読の漫画もあるので、徐々に読んでいきたい。この作者の物悲しさ、哀愁みたいなものは、貴重なものだと思う。2019/07/17
り こ む ん
37
ほろ苦く、されどほんのり甘さがある。不可思議な世界と日常。ほんの小さな小さな出来事がチクリ、ほんわか小さな喫茶店でおこる。オシャレな明るさ満点のカフェでは、生まれることのない話は、懐かしさとなんとも言えない哀愁を感じる。喫茶店。けして静かな空間では無いのだけど、ほどよい暗さの中で落ち着いて、何する訳でもなく何時間でも過ごせる場所。今はそんな空間が少なくなったなぁ~。2018/05/28
スリーピージーン
13
相変わらずすばらしい。この世界は私に必要だ。一気に全部読み、毎日少しずつ再読。その名のとおり珈琲のように香り高く味わい深い。最終章というところだけが不満。2018/05/19
ころっぷ
7
ユーモラスで愛らしい人生の悲喜こもごも。何時もながらに心がほっこりと暖まる作品だ。カフェではなく喫茶店。いつからか街で見掛けなくなってしまったあの空間に無性に行きたくなってしまう。コーヒー一杯で何もしない時間を買う。贅沢な営みだ。2019/01/16
geromichi
4
このシリーズは「珈琲もう一杯」の続編みたいな感じでしょうか。中表紙などは少し良い作りのような気はしますが、1100円はなかなか思い切った値段。前述のシリーズの約2倍の価格だものな。2020/06/01