出版社内容情報
珀陽のもとを離れ、官吏としての試練が始まる――。立身出世物語第三弾!「わたし、禁色を取りに行きます」皇帝・珀陽に文官の高みを目指す宣言をした茉莉花。
その決意を受け、珀陽が茉莉花に命じた赴任先は――皇帝位を巡る内乱の危険性をいまだに残す【赤奏国】だった!
赤奏国へ貸し出された茉莉花は、皇帝の暁月に国の建て直しと敵軍との「和平交渉」を任されるが、荒れた王城は人も物資も足りないものばかりで!?
石田 リンネ[イシダ リンネ]
著・文・その他
Izumi[イズミ]
イラスト
内容説明
「わたし、禁色を取りに行きます」皇帝・珀陽に文官の高みを目指す宣言をした茉莉花。その決意を受け、珀陽が茉莉花に命じた赴任先は―皇帝位を巡る内乱の危険性をいまだに残す“赤奏国”だった!赤奏国へ貸し出された茉莉花は、皇帝の暁月に国の建て直しと敵軍との「和平交渉」を任されるが、荒れた王城は人も物資も足りないものばかりで!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
65
2巻から半年、少し間が空いて再開しましたがかなりストーリーを覚えていてびっくり!それだけ1、2巻+十三歳の誕生日〜が分かりやすく印象的な物語だったんだなと再認識。3巻も、面白すぎてそんなつもりなかったのに一気読みしてしまいました!舞台は白楼国を出て赤奏国。暁月が国を立て直すのに駆り出された茉莉花は、文官達の立て直しと和平交渉の任を得る。テキパキと仕事する茉莉花が優秀で壮快!弦祥対茉莉花、弦祥対暁月の時の台詞は、純粋に読んでも面白いのにそれが腹黒い策謀だというのがまたたまらなく面白かった♪早く次巻へ!2021/01/04
すがはら
49
茉莉花、赤奏国で奮闘するの巻。赤奏国は人手がないにも程があるって出だしで、よく皇帝不在中に潰れなかったものだと変に感心してしまいました。最後は茉莉花を引き抜こうとの画策が始動しそうでしたが、全く不安を感じませんねー。珀陽がその位の危険を予測してないはずないですし。曉月さん、珀陽に頭上がらないくせに、逆鱗に触れたらダメなのでは?2018/05/25
ダージリン
46
暁月の国に行って手柄を立てるように命じられ、人手不足きわまれりな場所で手探りながらもがんばる茉莉花。元々暁月は気に入っていたので、一癖ある海成や、可愛い莉杏など登場して楽しく読みました~!2018/08/17
よっち
44
皇帝・珀陽に文官の高みを目指す宣言をした茉莉花。その決意を受け、珀陽が皇帝位を巡る内乱の危険性をいまだに残す赤奏国に赴任を命じる第三弾。茉莉花への期待の表れとはいえこれまた無茶振りするなあと思った今回の展開でしたけど、国が二分されて様々なものが足りない状況にある赤奏国で、今の彼女に足りないものが何なのか問われる中、結果オーライとはいえ随分とまた我が身を省みない無茶をしましたね(苦笑)海成とはなかなかいいコンビでしたけど、これだけ実力を見せれば暁月も手放したくなくなるのは当然で、ここからどうなるのかですね。2018/10/09
はな
41
面白かったです。州牧として赴任するはずが、赤奏国の宰相補佐に。ちょっとありえなさ過ぎてぶっ飛んでるような気もしなくもないですが…^_^;序盤は少しハラハラしました。赤の皇后がとても可愛らしかったです。2020/05/14