出版社内容情報
花粉症姫、アレルギーの出ない理想郷でついに涙と鼻水の結婚式――!?ようやく元のさやに収まったフローレンスとイスカ。
あとは挙式を迎えるだけだが、式場には花が必須!
粗相はしたくない(涙)と対策を練る一方、ラハ・ラドマを軽視する正教会の聖王が挙式に参加。
兄セリスも参列することから、おそらくここで命を狙われるだろうと予測する。
花粉症姫一世一代の晴れ舞台で、くしゃみと陰謀が巻き起こる!? 涙と鼻水の奮闘活劇最終巻!
長月 遥[ナガツキ ハルカ]
著・文・その他
まち[マチ]
イラスト
内容説明
ようやく元のさやに収まったフローレンスとイスカ。あとは挙式を迎えるだけだが、式場には花が必須!粗相はしたくない(涙)と対策を練る一方、ラハ・ラドマを軽視する正教会の聖王が挙式に参加。兄セリスも参列することから、おそらく命を狙われるだろうと予測するが…!?花粉症姫一世一代の晴れ舞台で、くしゃみと陰謀が巻き起こる!?涙と鼻水の奮闘活劇最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやつぎ
11
祝,完結。見事な大団円でした。完結巻のためか,登場人物が恐ろしいほどに増えていました。欲を言えば,もう少しじっくり,長く堪能したかったなぁ。駆け足で終わった感が少し。でも,最後までフローレンスはフローレンスだし,イスカはイスカでした。満足です。2017/10/14
さなえ
10
最終巻。前回ずいぶんほのめかされた姉姫リュシエラや正教会の問題、あっさり片付き無事完結。大砂漠帝国編が長かったからもっとかかると思っていた。結婚式もあっさり目。洗礼に行く旅が蛇足に感じた。もっと他の所が読みたかった。陰謀も糖分も好きな私としてはどちらも足りなかった。いや最後なのだからもう少し甘味が欲しかった。2017/11/17
うさぎや
10
6巻、完結編。エスカ・トロネアの権力闘争だから時間かかりそうと思ってたんだけどわりとあっさり。しかし後腐れなくすっきり片付いてホント良かったなあと。2017/10/15
すがはら
8
穏やかなハッピーエンド。表紙が婚礼仕様だし、イスカがすっかり揺るぎなく頼もしい人になっているしで、最後の1大決戦のはずなのにハラハラもせずただただ安心して楽しく読み進めてしまいました。甘いシーンまで普通の素直な心情の吐露ですが何か?とばかりに押しきってくるイスカは本作中最強の王族になっていると思います。どんな交渉でも負けないでしょう。ラハ・マドラの未来への希望も良いのですが、六花の使用はともかく、普通の武術鍛練の伝統はなくさないで欲しいな。鬼人の国、気に入っていたので。2017/11/19
ゆず湯
7
大円団ですね。うまくまとまってよかったです。途中から戦記物みたいになって、陰謀渦巻く雰囲気もあったシリーズですが。一貫してヒロインが頭のキレる冷静さを保っていたこととヒーローの純粋かつ天然な誠実さがうまいこと話を面白くしていたと思います。お互いがそれぞれのできることを尊重しながら支え合い、成長して、ハッピーエンドまで結び付けられてよかったです。2人に永遠の幸せあれ!2017/10/23