出版社内容情報
ギルドに終焉を。 シマに自由と解放を。婚礼式典を前に帝都カイゲンに集うクランロードたち。
死化粧を纏いシカバネと化して復讐に燃えるロード・ヒロ。
カズミツ幕府の復活を目前にしてーー〈カゲ〉の叛逆が始まる。
我を失い傷ついた〈雷虎〉(アラシトラ)ブルウと再会を果たしたユキコ。
内に秘める命の瞬きに覚醒した彼女は、自由を求めて再び戦地へと飛ぶ。
「かつてない大嵐が、シマを覆う。嵐は私がその名を呼ぶのを待っている」
ジェイ・クリストフ[ジェイ クリストフ]
著・文・その他
本兌有+杉ライカ[ホンダユウ スギライカ]
翻訳
toi8[トイハチ]
イラスト
内容説明
婚礼式典を前に帝都カイゲンに集うクランロードたち。死化粧を纏いシカバネと化して復讐に燃えるロード・ヒロ。カズミツ幕府の復活を目前にして―“カゲ”の叛逆が始まる。我を失い傷ついた“雷虎”ブルウと再会を果たしたユキコ。内に秘める命の瞬きに覚醒した彼女は、自由を求めて再び戦地へと飛ぶ。「ニンジャスレイヤー」の翻訳チームが仕掛ける、和風スチームパンクの傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさみP
3
自由・反抗・解放・・・。どんなに美辞麗句を並べても一皮むけは個々の愛憎情念業が渦巻くグロテスクな世界。そんな世界で懸命に生きる少年少女たち。だからこそ人は物語に没頭するのだろう。汗でぬれる生肌を撫でる心地よい風、地平線へ沈むアマテラスの残光。少女との一時の逢瀬。外の世界は美しくあまりにも残酷だった。世界が少年を拒絶するのなら機械に篭るしかない。居場所なき世界に絶望して機械的虚無へと突き進むキン。これは私たちが始めた戦いだからと決意を新たにするユキコ。憤怒の先へ、憎悪の先へ、嵐のもっと先へ。2017/08/30
誰も悪くないこれは悲劇や
3
言葉という不自由なツールによって築かれた相互不理解が、人間関係の上に憎悪を満たし、狂気と憤怒を無法図に拡大させる。通じ合わない思いが、登場人物たちを最悪に向けて転がり落とす。物語の果てに辿り着いた地獄の底、誰もが互いの言葉に耳を貸さず、貸せる理性すら失って、血みどろになって臓腑を千切り合う凄絶さは圧巻の一言であり、本を持つ手が熱で焼け焦げてしまうほど。この世は相互理解なき救い難きクズの山。しかし、だからこそ、ユキコとブルウの通じ合う〈識〉が、唯一の光となって、かすかな救いを祈らせる。ド傑作。魂が震えた。2017/08/07
ひのえ
1
安心と信頼の描写力とこの読み手を惹きつけてやまない展開。ロータス戦記の世界に溺れるように引き擦り込まれていく。展開、セリフ、描写……一つ一つが素晴らしい。しかし、やっぱり、忍殺訳がなぁ……合わないと言うか、違和感が凄いと言うか……2017/08/06
matsu0310
0
☆☆2017/09/19