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出版社内容情報
サーカスに売られた少女の恋物語旅のサーカス一座に引き取られた少女・オルガ。
綱渡りの芸をしながら、各地を転々とする彼女は
ある日、大富豪の息子に恋をするーー。
ふたりが会えるのは、1年に1度、短い夏の間だけ……。
『マシュマロ通信』『ないしょの話』の山本ルンルンの新境地。
20世紀ロシアを舞台に描く、歴史恋愛ロマン!
山本 ルンルン[ヤマモト ルンルン]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
60
父を亡くしサーカス団に預けられた少女オルガ。同じサーカスで働く親戚のターニャに芸を教わり、ロシアの町々をサーカスの少女として歩き始め、旅先で出会ったのは天才少年画家にして大金持ちジミードフ家の跡取り息子ユーリィ。いつもながらに隅々までかわいく、仄暗さが切なく愛おしい。相棒となる子猿のミロンのかわいさもたまらない!一年に一度しか会えない淡い恋の行方も、オルガとサーカス団のみんなの関係もどうなっていくのかすごく楽しみ!2020/01/18
アマニョッキ
54
本屋さんで吸いよせられるように一目惚れ。これはたまに発揮するわたしの能力で、絶対に外さない自信があるのです。身寄りをなくしてサーカス団に入ることになったオルガ。サーカスと絵を描くことだけを楽しみにしている大富豪の息子ユーリィ。まだ恋ともつかない二人の気持ちの揺れ動きが可愛くて可愛くて。独特なメルヘンタッチの絵は一見シンプルだけれど、部屋の壁紙やシーツなど細部まで凝っていて本当に見惚れる。やばい、また無用力を発揮してしまった。MSW(まじすごいわたし)!でもこの力、何かに他に有効活用できんのだろうか。2018/09/10
りりす
24
サーカスとか旅芸人に憧れてる子供だった。陽気な歌を歌いながら街から街を渡る彼らに連れてってもらえないかなと考えていた。実際の彼らは(今の時代では違うのか知らないけど)日陰者で、こういう古典的なサーカスは華やかに消費される反面で蔑まれるし労基法もあったもんじゃないけれど。サーカスのそういう現実的な面と、どこか性善説を信じられそうなやさしい展開の合間に、この漫画は存在して、最後まで楽しかった。2018/02/12
英知@マンガ専用
22
父親が死んだことで、サーカスに売られた少女・オルガ。初めは受け入れきれずにいたオルガだけど、いとこのターニャの芸を見て、自分もしてみたいと憧れを抱きます。最初はサーカスの団員さんたちみんな冷たいなぁと思ってたけど、だんだんとオルガのことを認めていってて良い人たちでした!大富豪の息子に恋しちゃったオルガですが、サーカスなので次に会えるのは1年後。2巻でまた会えるのかな。会えるといいな。絵柄が可愛らしくロシア舞台なので、建物や小物、洋服も素敵です★2017/09/17
モルテン
12
思いのほか良かった。20世紀初頭のロシア、サーカス団に入ることになった女の子のお話。山本ルンルン先生の、怪しく暗くてかわいい絵柄と、ロシアのサーカスという舞台がぴったり合ってて素敵。もうちょっと暗く不気味でもいいのよー(シトラス学園みたいに)。2017/09/24