甘いお酒でうがい

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甘いお酒でうがい

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047319356
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

稀代のコント芸人シソンヌじろう初の日記小説!

この日記の書き手である「川嶋佳子」とは、シソンヌのじろうがコントで長年演じている40代独身女性。
「芸人が最もライブを見に行くコンビ」と称され、じろうと長谷川忍の卓越した演技力で知られるシソンヌは、2014年『キングオブコント』優勝者。ネタ作成を担当するじろうは「稀代のコント職人」として各界から注目を集めており、俳優としても活躍中です。人間の日常と悲哀を題材にしたシソンヌのコントの代表的登場人物の一人が「川嶋佳子」。平凡な中年女性が517日間コツコツと綴った日記から漂うのは、誰でも覚えのある人生の物悲しさ。そして、その悲しさを「乗り越える」のではなく「付き合っていく」姿が、人生の小さなヒントを示しています。

<シソンヌじろう「あとがき」より>
コントのキャラクターであったはずの「川嶋佳子」は徐々に僕の精神と肉体を侵略し僕の体を利用して「川嶋佳子」でいようとしているような気さえする。
「川嶋佳子」のコントをやった日はひげが伸びないのである。

この日記を書いたのは恐らく彼女であって、僕ではない。読み返しても、こんなこと書いたっけ?と思う箇所がいくつもある。この日記を書いているとき、もしかしたら僕の外見はおばさんになっているのかもしれない。いや、数年後、僕は完全なる女性になっているのかもしれない。
?
「川嶋佳子」はとにかくついていない。しかし彼女は自分の不運を客観的に見て、自分に舞い降りる不幸に意味を持たせることで日常を楽しんで生きている。その姿勢こそが僕がテーマに掲げていることであり、この日記に触れた方に伝えたいことなのである。
些細なことにいらいらして何になる。声を荒げて何になる。起きてしまったことはもうどうにもならないのだ。それが死という人生最大の悲しみであったとしても、それを引きずって何になる。ポジティブになりなさい、などとは言わない。しかしネガティブな自分を客観視し、ほんとついてないなぁ~、こんなに不幸が続くものかしらね~、と自分を嘲笑することはできると思う。

2012年6月~12月
2013年1月~10月
2015年9月~10月
あとがき シソンヌじろう

内容説明

シソンヌじろうが長年演じてきた「川嶋佳子」が綴る、40代後半独身女の517日。恋、亡き母、人生。シソンヌじろう初の日記小説!!

著者等紹介

シソンヌじろう[シソンヌジロウ]
1978年7月14日生まれ、青森県弘前市出身。2005年、吉本総合芸能学院東京校(東京NSC)に11期生として入学。2006年、お笑いコンビ「シソンヌ」を同期の長谷川忍と結成。ネタ作成と、主にボケを担当。劇場公演のほかテレビ、ラジオで活躍中。第34‐35回「ABCお笑いグランプリ」決勝進出、2014年「キングオブコント」優勝。広島ホームテレビ「ぶちぶちシソンヌ」レギュラーのほか、ドラマ・映画に出演するなど俳優としても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Ikutan

82
読友さんのレビューに惹かれて読んでみた。"悲しみをいかに笑いに変えるか"がテーマの芸人シソンヌじろうさんが、川嶋佳子さんを演じて書かれたこの日記は、ユーモアのセンスがあって、言葉の選び方も洗練されていて、好感が持てる。ちょっと後ろ向きながら、優しくて真面目な佳子さん。家族も友だちの若林ちゃんのこともちゃんと大事にしていて、性格は穏やか。時々鋭い感性を見せてくれてはっとさせられる。私は月水金は奇数のイメージだよ(笑)岡本くんと幸せが続くといいね。続編も書いてほしいな。 2022/02/02

aquamarine

77
川嶋佳子は40代後半の独身女性。そんな彼女の日々を数行の日記形式で綴る。彼女は世間をすこし斜に構えて見て、淡々と日々を過ごす。日々を精力的に充実したものにしようとするのではなく、全てを受け入れて過ごすのだ。(でも恋愛経験は豊富らしい。)世間から見たら彼女は変わり者なのだろうか。所々にわかる!という日常が潜み、所々にハッとするような美しいフレーズが覗き、気づけば夢中になっていた。シソンヌのこのネタを知っているので、脳内ではカツラにワンピースのじろうさんが動くかと思っていたが、ちゃんと一人の女性だった。流石。2020/08/09

鱒子

75
男もすなる——というわけじゃないけど、いわば現代版土佐日記?シソンヌじろうさんが書いた、川嶋佳子さんの日記。じろうさん演じる佳子さんの姿が、わたしの脳内でフワッサヤッと揺れる。ほんのちょっぴりの悲しみと密やかな喜びと共に。なんだか佳子さんと会話している気分で読みました。え〜月水金は奇数だよぅ!なんて……2022/01/25

ネギっ子gen

56
【降りてきた】著者がコントで演じてきた40代の独身女性・川嶋佳子による日記体小説。2015年刊。2020年映画化。「あとがき」より。<気が付いたらやっていた。/もしこの川嶋佳子というキャラクターが何かをきっかけに世間的に認知されることがあったら、この『降りてきた』という表現はいかにも神秘的で、僕という人間をよりミステリアスに演出しえくれる格好の言葉のように思える。しかし実際の僕の感覚としては『侵された』に近い。コントのキャラクターであったはずの川嶋佳子は徐々に僕の精神と肉体を侵略し僕の体を利用して>――⇒2024/10/02

fwhd8325

47
芸人さんが創ったキャラクタを、そのキャラクタのまま綴った日記。短い文章の中に、意味深さが表現されていて、架空のキャラクタであっても、リアル感を感じます。つぶやきとも違う、本音が表現されていると感じました。2018/09/04

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