出版社内容情報
原因や症状、創造性との関連について
誰にも気分の浮き沈みはある。だが、なかには深刻な(軽)躁や、うつ状態に陥ることもある。双極性障害とは、単に正常な気分変動のスペクトラムなのだろうか? 心の「気まぐれ」か、それとも「脳の病気」か? どのような治療法があるのか? 昔から知られるリチウム塩製剤以外の薬物治療や心理(精神)療法的な治療戦略はあるのか? 本書では、この数十年で発展した医学研究の知見や、著者自らの豊富な臨床経験に基づき、双極性障害の原因や症状、そして創造性との関連について概説する。各章のおわりには、内容がわかりやすくまとめられ、理解を助けてくれる。
ゴッホ、ジェラール・ド・ネルヴァル、ジェラール・ガルーストなど当事者の事例や、ダニエル・スティールといった家族の体験談も収録。
精神科医・秋山剛先生推薦!
マルク・マソン[マソン]
著・文・その他
阿部 又一郎[アベ ユウイチロウ]
監修/翻訳
斎藤 かおり[サイトウ カオリ]
監修/翻訳
内容説明
誰にでも気分の浮き沈みはある。しかし、なかには深刻な(軽)躁や、うつ状態に陥ることもある。本書は、この数十年で発展した双極性障害についての医学研究の知見や、著者自らの豊富な臨床経験に基づき、原因や症状、創造性との関連について概説する。ジェラール・ガルースト、ダニエル・スティール、ジェラール・ド・ネルヴァルなど当事者や家族の体験談も収録。
目次
第1章 みんな双極性?(正常な気分と病的な気分;双極性障害の概念史―古代のメランコリー・マニーから現代まで ほか)
第2章 双極性障害の様々な徴候(躁病エピソード、軽躁、うつ病エピソード、混合状態;病間期の機能 ほか)
第3章 双極性障害は脳の病気?(遺伝的要因;考えられる脳発達上の異常 ほか)
第4章 双極性障害の治療は?(生物学的治療法;心理社会的治療・サポート)
第5章 双極性障害と創造性は関連する?(昔から言われている考えが最近の研究で確証された?;双極性のある著名な芸術家たち ほか)
著者等紹介
マソン,マルク[マソン,マルク]
精神科医、シャトー・ドゥ・ガルシュ病院医療コーディネーター、および精神医学雑誌『L’Enc´ephale』の編集に携わる。これまでに双極性障害に関する数十本の研究論文や、専門学術書を共同編著している
阿部又一郎[アベユウイチロウ]
1999年、千葉大学医学部卒業、精神科医。2008年、フランス政府給費生として渡仏して臨床研修。2011年、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。現在、伊敷病院勤務、東京医科歯科大学、東洋大学非常勤講師
斎藤かおり[サイトウカオリ]
2011年、日本大学医学部卒業、精神科医。2017年、日本大学医学部大学院医学研究科卒業(医学博士)。現在、日本大学医学部板橋病院精神神経科勤務。専門は臨床精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゴリラ爺
あじつけ
Yes
3
みつ。