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出版社内容情報
「人間は変わらない」「みんなが人間を信じすぎている」のセリフが胸に突き刺さる傑作ドラマ「ナイフの行方」(NHK/2014年12月放送)のシナリオ集。作者及び制作統括近藤晋氏の超ロング解説を収録。
内容説明
NHK傑作ドラマ書籍化。作者による1万字解説つき。
目次
回想シーンがまったくない“傑作”
ナイフの行方 前編
ナイフの行方 後編
正義がどこにあるのか、分からない時代に
著者等紹介
山田太一[ヤマダタイチ]
1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹へ入社し、木下惠介監督に師事。65年に脚本家として独立。以後数多くの名作テレビドラマを生み出す。舞台脚本、小説、エッセイも多数。2014年、自伝的エッセイ集「月日の残像」で小林秀雄賞受賞。2014年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sidmar arai
1
おうむ返しなセリフの応酬、ちょっとかっこいいおじさまでおせっかいな人が主人公で、今時の若者と対立する…山田太一あるある満載のドラマの脚本化。 ナイフを振りかざしヤケになった若者を匿う主人公。でもここからはいつものあるあるとは違う展開になっていく。 「人間を信じすぎるな」 切実な想いから生まれた言葉が胸に刺さる。2015/08/12
have a plan
0
小説と思っていましたが、テレビドラマの脚本でした。山田太一さんですから当然でした。 山田作品らしい会話のやりとり。テレビドラマだと段取り踏んでる気がして不自然に感じる会話ですが、文字で追っていくほうがすんなり入ってきました。 あいにくドラマは見ていないのですが、配役も書いてあり、脳内で想像することができて楽しめました。2015/12/12
たけちゃん
0
★★★☆☆ 大昔、TVドラマ『早春スケッチブック』に衝撃を受けて、彼の作品を見て(読んで)きました。今回は久しぶりです。あいかわらず山田太一だなぁ…。2015/08/29
米光一成
0
ああ、なんておもしろいんだろう。誰かれ構わず刺そうとする若者を軟禁する71歳の男という異様な設定を自然に読ませてしまう凄さ。2015/07/13