内容説明
相続税がかからない人ほど危ない!?増税時代の相続対策の切り札は生前贈与!?財産が少なく、仲がよくてもこんな家族は相続でもめる!相続の手続きは、想像以上に手間と時間がかかる!家族で「話し合い」、「遺言」を書いてもらう方法;図解でわかる相続の基礎知識「法律編」「税金編」「遺言編」。
目次
巻頭対談(灰谷健司(三菱UFJ信託銀行)×飯塚美幸(税理士)) 今、相続でもめる家が急増中―相続税も増税!?私たちがなすべきことは?
1 事例でわかるこんな家族は相続でもめる!(おもな財産が自宅だけ;介護があると相続も大変に ほか)
2 想像以上の手間と時間がかかる!相続の手続きは、こんなに大変(手続きだけで気まずくなることも;相続手続き概要 ほか)
3 相続税が減り子どもも喜ぶ 生前贈与が相続対策の切り札!?(贈与の失敗で親の気持ちがムダに)
4 相続が起きてからでは間に合わない!「話し合い」と「遺言」が家族を守る(最大の対策は家族で話し合うこと;遺言が相続の切り札になる ほか)
著者等紹介
灰谷健司[ハイタニケンジ]
1961年生まれ。84年三菱信託銀行(当時)入社。94年税理士試験合格。不動産鑑定士、中小企業診断士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本証券アナリスト協会検定会員。相続・遺言、不動産やローンなどを含む総合的な資産運用・活用・承継についてのコンサルティングを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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de sang-froid
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私の知人には「毎年書いてる」一人を除いて誰も遺言書を残してない。書類を纏めてあるから、うちには財産が無いから、と言うのがその理由。しかし殆どの人にとって問題なのは相続税ではなく、申告や登記、預貯金や保険、保険積立金や種々の契約の解約に、相続人全員の了承を意味するサインや書類を集める煩雑な手続き。本来起きなくても良い争いが起きて、人間関係にヒビが入る。不動産がある場合は、自筆でも良いので絶対に残すべき。相手に遺したい場合も、遺したくない場合も有効な物を。公正証書なら、なお良し。法改正で古い情報に注意。2017/07/17
できっこないす
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「死」をタブーとせず、きちんとその時に備えて家族間でしっかりコミュニケーションを取っておくべきですね。2012/01/14