内容説明
格差社会は小泉・竹中コンビのせいではない。大阪市の約20人に一人が生活保護費で生活している。日本は急速に貧困化している。これがこの国最大の社会問題だ。国債がいくらでも発行可能だと言うのは、投資詐欺のようなものだ。消費税増税は日本の未来を開く切り札になる。知らないと損をする「大問題」を本音で解説。
目次
序章 ここが恐ろしい日本の真実・総論
第1章 日本は破綻するのか
第2章 日本の崩壊は年金・医療から始まる
第3章 騙されないための知恵
第4章 政治家という人種
第5章 日本政府は命を守れるか
第6章 不思議な不思議な日本の情景
第7章 日本の教育を考える
最終章 破綻を免れるヒント
著者等紹介
辛坊治郎[シンボウジロウ]
1956年、鳥取県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、読売テレビ放送入社。アナウンサー、キャスター、プロデューサー、情報番組部長などを歴任。現在、日本テレビ系全国ネット「ウェークアップ!ぷらす」キャスター、読売テレビ「朝生ワイドす・またん!」総合司会。芦屋大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
23
本を読みながらふと考えたのが、日本の経済が停滞しているように見える問題点は、節約思考の人にお金を配りすぎていることと、浪費家に必要最低限以上のお金を配っていることなのかなと感じました。2017/12/16
マッサー
12
国から発表される数字は、鵜呑みにしがちですが、この本を読むと中には、真実とは違うものもあるようです。勉強になりました。❗️❗️❗️❕❕2021/08/15
Maiラピ
12
「国民が知るべき情報の中から、意図的に一定の情報を排除して世論誘導を図るのもまた、嘘の一種」「嘘ではないがホントではない『事実』」を誰が何のために流してる情報なのかリテラシーが必要。ってことで、この本の内容も切り口によってはホントじゃない。数字や統計を駆使すれば簡単に誘導出来る。消費税アップは仕方ないか。雑誌連載の編集本なので、大分教委や消えた年金やインフルエンザパンデミック、食料自給率などちょっぴり懐かしい話題が登場。大阪市は13世帯に1世帯が生活保護世帯って・・・。辛坊さん、まずは大阪市長狙い?!2010/11/24
nobody
9
辛坊の微妙な立ち位置が気になる。本書では反権力的傾向を示さざるを得ないという感じだった(だが消費税を礼賛している)。現在最大の社会問題は貧困層がより困窮の度を増していることであり(しかし格差は縮小していると付言するのは忘れない)、日本の社会保障に使える金は本当にもう余裕がない(現在の老齢層が若年層の分を食い潰している)ということが刻み込まれた。現代日本を表層的にデータでなぞっていくくらいの読む価値はある。2014/06/17
にせものばかり
7
これを読むとこの国のこれからが本当に心配になってきました・・・。2014/03/25
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