出版社内容情報
急速な経済成長の反面、格差と腐敗、言論統制、大気汚染…という難題を多く抱える習近平新政権。民主化の波にさらされながら、中国共産党という巨大組織の舵をどう取っていくのか。その強みと弱みを浮き彫りにする。
内容説明
急速な経済成長の反面、格差と腐敗、言論統制、大気汚染など難題が山積している習近平新政権。しかし、旧ソ連・東欧諸国の共産党政権が崩壊したなか、なぜ中国だけが急速な台頭を遂げられたのか。それは、イデオロギーのみに固執せず現実主義の実践を徹底。日本も真似のできない長期成長戦略の策定、優秀な人材確保・育成、危機管理などの強固な国家マネジメントが存在するからである。豊富な現地情報と独特の視点で中国共産党という巨大組織の強みと弱みを浮き彫りにし、日本人の知り得ない真実に迫る。
目次
第1章 習近平体制の誕生秘話と次期候補
第2章 中国共産党はなぜ崩壊しないのか
第3章 薄煕来失脚の知られざる真相
第4章 日本人の知らない中国共産党の国家マネジメント
第5章 日本とは違う中国共産党の危機管理
第6章 中国が明かしたくない問題と弱み
第7章 日本企業が中国市場で生き残るために
第8章 中国の尖閣諸島問題に対する本音
第9章 中国外交とアメリカの思惑
最終章 中国共産党が野党になる日
著者等紹介
沈才彬[シンサイヒン]
多摩大学大学院客員教授。株式会社中国ビジネス研究所代表。1944年、中国江蘇省海門市生まれ。81年中国社会科学院大学院修士課程修了、同大学院講師。84年から東京大学客員研究員、早稲田大学客員研究員、中国社会科学院大学院準教授、一橋大学客員研究員等を歴任。93年に三井物産戦略研究所主任研究員、2001年同研究所中国経済センター長を経て、08年4月より多摩大学・大学院教授。12年4月より現職。テレビ、新聞、雑誌などのメディアで活躍するほか、企業や経済団体の講演で注目を集める中国経済のスペシャリスト。主な兼職に、2008~09年国土交通省観光立国推進戦略会議WG委員。11年から中国ビジネスフォーラム代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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卯月314@土偶原理主義
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