角川SSC新書<br> 決定版 「軽症うつ」を治す

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角川SSC新書
決定版 「軽症うつ」を治す

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315884
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0247

出版社内容情報

「なぜうつになるのか、どうすれば治るのか」を心と体の仕組みから解明する

薬の効果は、一時的にうつの症状を抑えるだけ。原因の治療にはなりません。治すために必要なのは「心と体を自分でコントロールすること」。長年の診療経験から導き出された、その画期的な方法を紹介します。

内容説明

軽症うつとは、典型的な「うつ」とは異なり、「社会生活は一応できているが、心の中は非常な苦悩に満ちている状態」のこと。そこから抜け出すためにすべきなのは、薬や医師に頼ることではなく、「心と身体の両方を自分でコントロールすること」です。それはたとえば「生真面目過ぎる性格を見直す」「自分を相対化し、過保護にしない」「食生活と睡眠、便通を正常にする」ことなど。薬に頼っていては、一時的に症状は治まっても、原因の根本的な解決にはなりません。著者の長年の診療経験から導き出された、その画期的な治し方を紹介していきます。

目次

第1章 「軽症うつ」とはどんな病気か
第2章 世の中は「軽症うつ」に満ちている
第3章 「軽症うつ」は身体の病気でもある
第4章 「軽症うつ」へと落ち込んでゆく人の心の中
第5章 「軽症うつ」はこうやって治す1―身体から入るセルフコントロール
第6章 「軽症うつ」はこうやって治す2―思考回路を修正する
第7章 「軽症うつ」はこうやって治す3―自宅安静の仕方

著者等紹介

森下克也[モリシタカツヤ]
1962年、高知県生まれ。医学博士、もりしたクリニック院長。久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学心療内科にて永田勝太郎博士に師事、漢方と心療内科の研鑽を積む。浜松赤十字病院、法務省矯正局、豊橋光生会病院心療内科部長を経て現職。心療内科医として、日々全国から訪れる、うつや睡眠障害、不定愁訴の患者に対し、きめ細かな治療で応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田園の風

9
多くの本に書かれてあるが、人はあるべき自分と現実の自分とのギャップに苦しむ。僕もそうだ。ネガティヴな思考は、感情を吐き出すだけの容易な思考であること。そして、骨が折れても論理的でポジティブな思考に軌道修正する。それが抑うつから自分を解放する思考だという。ネガティヴな状態に陥った時は、自分だけでなく他者にもありうる相対的な事柄だと、他者比較をせず受け入れること。最後に、上司は職位上の位置付けであるに過ぎないのに、部下との比較において自身が全能的に優れていると錯覚しやすいとあった。まさに昔の僕を指している。2015/05/11

トラバーユ

6
さすが決定版を謳うだけのことはある。良書です。重症鬱や中程度鬱の一歩手前の「軽症」をしっかりと定義してくれている。自分も重症の人と比較して「じぶんは鬱ではない」と判断してきたが、カウンセリングに行って気づいてさらにこの本を読んで確信、確実に「軽傷うつ」です。この先生も宮島賢也先生と同じく「薬で鬱は治らない」「特に軽傷うつは薬では治らないどころか、むしろ悪化する」という立場で、理にかなった内容を提示してくれている。そして回復までの道しるべをしっかりと示してくれている。軽傷うつを重症から区別することは大切。2018/05/18

森博嗣作品が好き

4
落ち込んだりした時、「うつ病」とは思わないけれど実は「軽症うつ」だったりするらしい^^; 「新型うつ」との違いも述べられていた。 いろいろ勉強になりました^^2013/01/31

鈴木

3
軽症うつの症状、原因、治療法が整理されている本。新しい教養として会社員で仕事する前に全員読むようにしたほうが良い内容だと思った。 世間の認識や多くの精神科医のてきとうさがよく分かる。 この本を読み改めて、自分はもちろん他人の心のケアにも意識を配っていきたいと思った。 心と身体が自律神経を介して連動しているという事もよく分かったし、心→身体のみではく身体→心にも影響を与えるようだ。心と身体のケアを楽しくしていきたい。2019/06/29

ぐうたらパンダ

3
新書というページ数的な制限もありこういう本は似たりよったりになってしまう。この本では、休みをとることになったら、その休みをどう過ごせば良いか、具体的に書いてある点が良かった。2012/12/12

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