出版社内容情報
「なぜうつになるのか、どうすれば治るのか」を心と体の仕組みから解明する
薬の効果は、一時的にうつの症状を抑えるだけ。原因の治療にはなりません。治すために必要なのは「心と体を自分でコントロールすること」。長年の診療経験から導き出された、その画期的な方法を紹介します。
内容説明
軽症うつとは、典型的な「うつ」とは異なり、「社会生活は一応できているが、心の中は非常な苦悩に満ちている状態」のこと。そこから抜け出すためにすべきなのは、薬や医師に頼ることではなく、「心と身体の両方を自分でコントロールすること」です。それはたとえば「生真面目過ぎる性格を見直す」「自分を相対化し、過保護にしない」「食生活と睡眠、便通を正常にする」ことなど。薬に頼っていては、一時的に症状は治まっても、原因の根本的な解決にはなりません。著者の長年の診療経験から導き出された、その画期的な治し方を紹介していきます。
目次
第1章 「軽症うつ」とはどんな病気か
第2章 世の中は「軽症うつ」に満ちている
第3章 「軽症うつ」は身体の病気でもある
第4章 「軽症うつ」へと落ち込んでゆく人の心の中
第5章 「軽症うつ」はこうやって治す1―身体から入るセルフコントロール
第6章 「軽症うつ」はこうやって治す2―思考回路を修正する
第7章 「軽症うつ」はこうやって治す3―自宅安静の仕方
著者等紹介
森下克也[モリシタカツヤ]
1962年、高知県生まれ。医学博士、もりしたクリニック院長。久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学心療内科にて永田勝太郎博士に師事、漢方と心療内科の研鑽を積む。浜松赤十字病院、法務省矯正局、豊橋光生会病院心療内科部長を経て現職。心療内科医として、日々全国から訪れる、うつや睡眠障害、不定愁訴の患者に対し、きめ細かな治療で応じている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田園の風
トラバーユ
森博嗣作品が好き
鈴木
ぐうたらパンダ