角川SSC新書
「時間」の作法

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784047315419
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

例えば「思い浮かんだアイデアを忘れる」のを筆者はことのほか嫌う。思い出そうと努力することに時間を使い、しかも大抵の場合は思い出せない。だから、常に胸ポケットに「紙」を忍ばせる。「メモ帳」よりも「紙」がいいというのが、試行錯誤した末の結論だ(21頁参照)。ほか、作家業から助言する「論旨を脱線しないで(書き直さずに)長い文を書く方法」や「読書時間を無駄にしない心得」、教職や講演会で培った「正しく一度で伝わる話し方」等々、リンボウ流の時間を無駄にしない実践術と心得術。

目次

第1章 「忘れる」ことに備える―“A4万能メモ”と“壁ファイル術”
第2章 いかに迷わず「書く」か―“メールは距離感”と“手紙は横書き”
第3章 誤った「読み方」をしない―“書縁”と“読書術”
第4章 無駄なく「話す」こと―スムーズな“会話”と“スピーチ”
第5章 「英会話」を最短で覚える―“海外に出よ”そして“質問せよ”
第6章 何事にも「凝らない」こと―“美しくなくていい”という精神
第7章 「一日」の中で時間節約を重ねる―“時間の見える化”と“家事の短縮”
第8章 「人生」という枠で時間を見る―“遠回りが近道”と“急がば回るな”
第9章 身も心も「丈夫」であること―“超・風邪予防術”と“菜食主義”

著者等紹介

林望[ハヤシノゾム]
1949年、東京生まれ。作家、書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きーさん

26
気楽に読んでも面白く、それでいて奥の深い本。皆が一般的によいと言う、食洗機、パワポのプレゼン、塵ひとつない机周りなどへの独特の考察が面白い。人は時間を「整理」しているようで、実は「体裁を整える」ことの方にエネルギーを費やしているのかもしれない。枝葉の無駄をカットすることばかりが時間術でなく、本質を見据え、onでもoffでも「人生」という永いスパンでも自分の時間を楽しく有意義に過ごすことを考えさせられた。よくある「俺忙しい!」「俺有能!」自慢とは程遠い、リンボウ先生の飄々とした感じで嫌味なく伝わる本。2014/09/30

かたばみの花

15
時間は使い方だと思いますが、自分なりにメリハリ的な使い方をしたいです。2013/09/18

おおにし

13
リンボウ先生の作法から何か1つは学べるものがあるだろうと最後まで読みましたが、時間の無駄でした。先生が提唱する「途中で読みのを止める権利」を施行すればよかったかも(笑)2016/11/06

和草(にこぐさ)

13
いつ死んでしまうか分からないから、無駄な時間を過ごすことなく、大切にして、やりたいことをやる。時間の使い方は人それぞれではあるが、人生の最後に「あー良かった」と言える時間の使い方をしたい。2014/09/05

tetuneco

12
時間の使い方は、生き方そのもの。学ぶべき作法もあるが、譲れない私の作法もある。2011/04/18

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