内容説明
例えば「思い浮かんだアイデアを忘れる」のを筆者はことのほか嫌う。思い出そうと努力することに時間を使い、しかも大抵の場合は思い出せない。だから、常に胸ポケットに「紙」を忍ばせる。「メモ帳」よりも「紙」がいいというのが、試行錯誤した末の結論だ(21頁参照)。ほか、作家業から助言する「論旨を脱線しないで(書き直さずに)長い文を書く方法」や「読書時間を無駄にしない心得」、教職や講演会で培った「正しく一度で伝わる話し方」等々、リンボウ流の時間を無駄にしない実践術と心得術。
目次
第1章 「忘れる」ことに備える―“A4万能メモ”と“壁ファイル術”
第2章 いかに迷わず「書く」か―“メールは距離感”と“手紙は横書き”
第3章 誤った「読み方」をしない―“書縁”と“読書術”
第4章 無駄なく「話す」こと―スムーズな“会話”と“スピーチ”
第5章 「英会話」を最短で覚える―“海外に出よ”そして“質問せよ”
第6章 何事にも「凝らない」こと―“美しくなくていい”という精神
第7章 「一日」の中で時間節約を重ねる―“時間の見える化”と“家事の短縮”
第8章 「人生」という枠で時間を見る―“遠回りが近道”と“急がば回るな”
第9章 身も心も「丈夫」であること―“超・風邪予防術”と“菜食主義”
著者等紹介
林望[ハヤシノゾム]
1949年、東京生まれ。作家、書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は日本書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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