出版社内容情報
ある日突然、正気と狂気の境界線を超えた24歳の女性記者。医師のだれもが治療困難な精神疾患の診断を下したが……! 医学ミステリーを超える面白さ。NYタイムズ第1位の衝撃の医療ノンフィクション。映画化決定
内容説明
マンハッタンでひとり暮らしをする24歳の新聞記者スザンナが心身に変調を来したのは、ある朝突然のことだった。最初は虫に噛まれたものと高をくくっていたところ、徐々に左腕がしびれ、それが左半身にひろがっていった。同時に、仕事への意欲を失い、部屋の片付けさえできなくなる。幻視や幻聴を体験したすえ、口から泡を吹き、全身を痙攣させる激しい発作を起こすまでになる。医師の見立ては精神障害ないしは神経疾患。処方薬はまったく効果がなく、検査でも原因を突き止められない。症状は悪化の一途をたどり、医師たちが匙を投げかけたとき、チームに加わった新顔の医師が精神疾患の疑いを否定し、最新の医療研究が明らかにした病因を提示して…人格を奪われ、正気と狂気の境界線を行き来した日々を、患者本人が聞き取り調査や医療記録、家族の日誌などから生き生きと再現して全米に衝撃を与えた医療ノンフィクション。
目次
1 クレイジー(トコジラミの憂鬱;黒いレースのブラジャーの女;カロータ ほか)
2 時計(カプグラ症候群の妄想;発作後の激情;多重人格障害 ほか)
3 失われた時を求めて(ビデオテープ;動物のぬいぐるみ;ワイルド・アット・ハート ほか)
著者等紹介
キャハラン,スザンナ[キャハラン,スザンナ] [Cahalan,Susannah]
高校3年で“ニューヨーク・ポスト”のインターンシップで働き、ワシントン大学卒業後、同紙に入社、雑用係を経て、報道記者に。スキャンダルから犯罪まで幅広い分野をカバーして記事を書く。2009年、24歳のときに原因不明の神経疾患にかかる。復帰後その闘病記「記憶から抜けおちた謎と錯乱の一カ月」を書いて話題となり、シルリアン優秀賞を受賞。現在は、ニュージャージーに在住、“ポスト”紙で主に書籍関連の記事を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
*すずらん*
marumo
くさてる
うさっち