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出版社内容情報
笑え、泣け、悩め、驚け。これぞ短篇読切連作の最高峰。
『少年少女』、『６番目の世界』、『鵺の砦』に続く、福島聡の読切シリーズ最新作！ 初恋の相手とボクの20年を描く「第１話 深作慧（ふかさく・けい）」。殺しや４人と男と女、６人の生と死をかけた「第４話 決断」。オンナについて、欲について、友と語り合った熱い夜「第５話 エロチシズムの歴史」。ほか全６篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイカラ
29
短編漫画集。青春っぽいのやらSFやら、６話それぞれ別の味を楽しめる。作品の中では『エロチシズムの歴史』『ローカルワンダーランド』のふたつが特に好き。前者は「師匠」のキャラが魅力的だし、後者は舞台である町の、現実にもありそうな重苦しい空気感がいい。2016/08/11
a
8
どこか異常なキャラを中心に描かれる短編集…だけど話を読んでいくうちに、キャラを通じて、状況や世界観の異常性も垣間見える感覚がたまりませんでした。表題作をはじめとして、『深作彗』と『3030年東京オリンピック』が好きな作品でした。特にオリンピックは、キャラの笑顔一つを最後まで引っ張って、誰もが予想できるラストシーンを、想像以上の美しさで飾ってくるのは素晴らしいと思いました。こういうちょっと不思議で微妙にSFチックな短編集は好みなんだなと再実感しました。次巻も楽しみです！2016/05/06
つばぶぅ
5
短編集。福島聡さんはいつも第一話から夢中にさせてくれる。ていうか一コマ目から。なんなら表紙から。女の子のかわいさが反則。一話目で身体ギューッてよじれて3話目の笑顔で本閉じた。可愛さに耐えきれない。あー面白えええええ。2016/04/16
あさひ
4
どれも悪くないよ。2019/03/05
蝉、ミーン ミーン 眠ス
4
連作じゃないけど連作な短編集。人本来のモノの現れである狩猟生活を、北国でのクマ撃ちを人間として大事な何かが抜け落ちているヒト向けと解釈している理由がわからん。あのローカルな世界ではそこまで人という種が変容してしまっていることが言いたいのか？2016/04/16
