ファミ通文庫<br> 吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる〈5〉

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ファミ通文庫
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047306493
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「交際は―認められないわ」心を通わせ、恋人同士になった綾音と詩也に、いち子からまさかのNG宣言!交際を隠すため、「つきあってない」と言い張る羽目になる二人。だが次のバレンタイン公演は『ロミオとジュリエット』。舞台の上でなら甘い関係を演じられると思う詩也だったが、そこには別の問題が―!?初詣にバレンタイン、ホワイトデー、そしてカレナたちの卒業式。冬から春へ。つきあい始めた二人と周囲の人々が織りなす、極甘なエピソード!

著者等紹介

野村美月[ノムラミズキ]
『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

66
シリーズ第5弾は内緒で付き合う事になった2人を中心に描いた短編集。イチャイチャが止まらない詩也と綺音の初々しい甘々カップルっぷりは読んでいて微笑ましい気分になりました。甘々だけでなく、2人の前にやがて訪れる悲劇の存在、理歌と凪乃が覚悟を固めるシーン、雫との初めて出会った瞬間、そしていち子女史の謎と数々の伏線が張られ、新章へ向けた期待を感じさせるものだっただけに、この続きが読めないのは本当に残念です。この作品が未完のまま終わってしまうのは、あまりにも惜しいので何とか他のレーベルで出してほしいですね…2015/08/29

よっち

60
バレンタイン公演は『ロミオとジュリエット』恋人同士になった綾音と詩也にいち子からまさかの交際NG宣言!そんな二人と周囲の人々が織りなす第五弾。質問には「付き合ってません」と答える二人がプライベートや公演で見せる甘い描写の数々。一方で自分の想いを再確認し覚悟を決める少女たちやほのめかされる雫との因縁、初詣やバレンタイン・ホワイトデー・卒業式など数々のイベントエピソードも盛り込まれた濃厚な一冊でしたが、あとがきを読んで残念な気持ちになりました。いきいきと動く登場人物たちの精一杯の想い、是非読んであげて下さい。2015/08/27

Yobata

53
詩也と綾音の交際が始まるもそれは劇員トップあるがゆえ公認はできないものだった。しかし内緒で続く中で初詣,バレンタイン,ホワイトデーと仲を深めていく。しかし雫がもらした永遠の恋に対し雫の過去同様思う所があり…。マジか⁈まさかの打ち切り…詩也と綾音の仲が充実する中で、因縁深い雫を始め,理歌も参戦してこれから〜と思ったのに…残念。しかもこういう終わらせ方する野村美月先生も罪作りだな。ついに詩也が吸血鬼である正体を明かし、綾音と結ばれデレデレする中で、永遠の愛を探し続ける雫や自身の恋心に本気になった理歌など→2015/08/28

ひめありす@灯れ松明の火

52
誰か、誰か。この声を聞く者はいないのか。どんな出版社でもいい。どんな編集者でも構わない。この物語の行く末を、この作者の力量を、買おうと言う者はいないのか。物語に美しき終幕をつけてやろうと言う気持ちにはならないのか!ならば、あなた方は今まさに、永遠になる機会を失っているところであろう。確かにこの物語に派手さはない。ハーレムも異世界もチートも存在しない。だけど、何年、十何年と若い人の心を育て、育み、芸術への扉を開く物であるぞ。本当に幕切れで良いのか。あなた方は、永遠になれる機会を、永遠に失ったままで良いのか!2015/10/26

かんけー

45
いち子女史相変わらずドSだね♪「交際は認められないわ」とキッパリ言い切る(^_^;)詩也と綾音はショックを受ける。チーム、レグルスのバレンタイン公演「ロミオとジュリエット」主役はの二人は女史の宣告?のせいでプライベートでは付き合って無いと云う(^_^;)事に..。演目を実際の登場人物の心境とダブらせて描写し、読んでる者を一体化させる手法はこの作者の得意とするところで、何時もその見事な手腕に勝手に野村マジックと思った(^o^)そんなハッピーな筈の二人の周りで「想い」を抑えて見詰める幾つかの視線...。2015/08/30

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