内容説明
亡くなったはずのクロウの弟・パールが生きていた。誰か的確なツッコミを!!な状況にたじろぐフェルだが、皇宮の人々は彼が当たり前に存在するかのように過ごしている。何とか正体を探ろうと試みるも、事態はエルラント帝国がフエルの故国ユナイアの侵攻にまで発展。このままではフェルが人質に…。戦争を止めるには“アレ”をやるしかって、旦那様、本気ですか―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
48
弱ってフェルに甘えるクロウがよかったです(^^)神誓が泣ける~(TT) 今巻はパールにぐいぐいやられっぱなしだし、ラストがショック過ぎました。 何か打開策はないか7巻を再読してしまいました。 カイズ、シネイレが大きな情報を持ってきてくれる?ガウェイン先生も~! 妖精が苦手な聖詩編の中に大きなヒントが隠されているような気がします。特に「三大詩」の言葉。楔石も何かあるんですよね。あぁ次巻が待ち遠しいぃぃ!悪意、悲嘆や絶望は妖精の思う壺だからフェルにはあきらめないでがんばってほしいです。2015/07/20
ダージリン
39
ついにシリアス全開に!クライマックス間近ということで、すかっとする巻き返し期待してますから!ガウェイン先生やユアンも活躍してほしいな(笑)。2015/07/26
まりもん
31
人の闇というか裏切りとか先が不安な終わりかただった。続きが気になる。2015/07/16
U
29
裏切りの嵐。つ、続きはいつですかあ……!!ラブコメ、なんですよね……っ? という激動の9巻。みんな、そんな気がするけどでもやめてくれ!と思っていた不穏な予感をばっちり回収した裏切りでつらい。ところで地味に今回蚊帳の外だったユアン様不憫過ぎる。でも今まで設定を余すことなくフラグにして持ってこられているわけで、ユアン様が教会育ちっていうのも活きてくる、のか……? 白龍の過ちが本編通り越して超ロマンスで切ない。それにしても妖精王はマジパールを穢すなよって感じですね!2015/09/17
幸音
20
ラブコメとシリアスのバランスが絶妙。冒頭のセーラームーンの決め台詞とサコムにやられた。存在がなかったことにされた、クロウの亡き同母弟パールが、死んでない前提で兄弟皆と普通に話していて、フェルだけが混乱していてさながらホラー。誰が呪毒に侵されているのかいないのか、ラストの裏切りと明かされた真実に混乱する。不憫苦労人旦那さまクロウとデレ始めた偽者嫁の甘いシーンやお仕置きのシーンがにやにやできるのに、それ以外は絶望しかない展開で副題通りだった。ラストの神誓が良かった。あとがきによると完結近そうなのでびっくり。2015/07/16