内容説明
愛くるしい外見ながら『悪魔』と忌避される、帝国軍のターニャ・デグレチャフ魔導少佐。南方戦線から帰還したターニャが、発令されたのは、うさん臭い『演習命令』。それは、連邦領への極秘裏の越境作戦。そこで目の当たりにしたのは、誰もが、予想だにしなかった連邦の参戦。列車砲の一弾が、開戦を告げる。帝国には、もはや勝ち続ける以外に道はない。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
60
図書館本 ターニャの強烈なライバルになりそうな、メアリースー。名前からしてチート過ぎて勝てる気がしない……。映画版はこのあたりでしたね。そしてロリータのロリフの妄想で、口絵のターニャがえらいことになっていますよ、あわわ。2020/11/04
鐵太郎
30
著者は大木敦氏の「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」を読んだのか、と思ったら、こっちの方が4年も前だった。(笑) かつてあった、独とソの間に横たわる、相手を絶滅させる以外生きる道はないと信じていた発想をこの「仮想の歴史」の中にはめ込み、なぜ「連邦」と「帝国」がこんなタイミングで戦うことになったのか説明しています。その舞台で活躍する「我らがターニャ」の勇姿。次は中佐に昇進して「サラマンダー戦闘団」を指揮するとな。さらにプロレスでよくある「遺恨戦の予兆」のおまけ付き。いよいよ面白くなってきたぞ。2022/09/01
hisa_NAO
30
アレ気な題名だけど、実はお仕事小説。 「現場を知らない人間というのは現場の声を理解できないのだ。」 「上司としてみれば、時間をかけても惜しくない部下と、一秒たりともかけたくない部下がいるものだ。前者は自分で考え、更に相談できる有為の人材。後者は、マニュアルに記載されているところを読まずに勝手な自己判断するタイプのアホ。」 実生活が、アレなので、色々刺さる。。。2018/10/13
ヨーイチ
29
例によってまとまったコメントは最後まで行ってから。硬派な戦記物、歴史物の趣きさえ有る。高級なサラリーマンの世界はあまり知らないけど(知りたいわけでも無いが)主人公の拠り所になっているのがユニーク。でも魔導士として最強の戦士なのね。2023/07/13
なっぱaaua
28
第203航空魔道大隊は強い。それを指揮する主人公はもっと強い。そしてこれでもかと向かってくる敵。登場人物も増えて、更なる混迷が待っているかの様。続きも楽しみ。2017/03/17