内容説明
かつて魔王が勇者に討ち果たされた。その後、「魔王の娘」は塔の最上階へと幽閉され、「勇者の息子」はその名に恥じぬよう邁進していた。いつか「殺し・殺される」関係のふたりだが、その実態は…。「勇者くん、久しぶりー！」「…冗談は顔だけにしろよ」明かされるはずのなかった秘密、魔王の後継を狙う魔界の思惑も絡みあい、今こそ世界が大きく動きだす―！！聖魔コンビが織りなす凸凹成長ファンタジー！
著者等紹介
小野上明夜［オノガミメイヤ］
１２月１４日生まれ。みかんの国在住の物書きです（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんたん
7
なんか、いいお話じゃないかっ‼︎生まれをはねのけて頑張る若者を暖かく見守る気持ちになった。結構、真相は凄いもんだったけど、最後、希望が見えて良かった(*^^*)2015/04/25
まぁ
3
途中から皆さん手のひら返しすぎです、でもどんでん返しは悪くなかったです。ギスギス勇者くんとほわほわ魔王ちゃんが、あれやこれや成長するお話でした。勇気がある人こそが勇者なんだよ、ということで誰もが誰かの勇者であるのが素敵でした。彼は確かに人の愛を持った勇者さまになれたわけです。今後ノアさんが人の愛を自覚して、みんなと一緒に過ごせればいいですね。2015/04/17
秋月蓮華
2
死神姫の人だとハードカバーで高いかなととりあえず読んでみて全部読んでから泣いて買った。のほほん魔王と堅い性格の勇者の話かと思ったら魔界のこととか絡んできてパーティメンバーのこととかも最後の方で全部回収というか勇者は最後の方でようやく勇者になれたんだなと。2015/03/31
fap
1
手の平返し。 二代目勇者と二代目魔王がなんやかんやしているうちに 自称魔王もやってきて事態がどんどんややこしくなる。 脳筋に見えた人も実はいろいろと考えていた模様。 人の価値は何を為したかで決まり、血統は誰から生まれたかで決まる。 本人が関与できない部分で評価されることは辛いですな。 生まれに付きまとうしがらみを払拭できたようでなにより。 ここまで歩いてこれたのだから、ここから歩き始めることもできるでしょう。2015/06/04
日向
0
★★★☆☆2015/05/31
