- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ファミ通文庫
内容説明
ネット上でカルトな人気を誇ったゲーム『飢神』。その制作者は、高校のゲーム部に所属する少年たちだった。だが彼らが喧嘩別れし、一人が卒業した数ヶ月後―突然、中断したはずのゲームが更新を再開した。しかもそのゲームをプレイすると、奇妙な出来事が身の回りで起こるようになるという。部長の薫、その妹あいり、新人部員の正宗は、謎を解こうと行動を開始するが―!?人気作家陣をプレイヤーに迎えた個性派『クトゥルフ神話TRPG』リプレイ登場!!
著者等紹介
内山靖二郎[ウチヤマヤスジロウ]
『クトゥルフ神話TRPG』日本語版制作チームアーカム・メンバーズ所属。ライトノベルも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
19
リプレイ。『クトゥルフ神話TRPG』って、『CALL of CTHULHU』なのか、名作ですなー♪ プレイヤーが築地俊彦・田口仙年堂・井上堅二(敬称略)という豪華な顔ぶれってのもうれしいですが、それぞれのキャラクターが思いっきり立ってるのがよかった。スマホやPCがストーリーに絡んだ、現代的なシナリオだというのも魅力でした。おもしろかった〜♪2015/01/04
a43
16
叔母から。この前も読んだ、「クトゥルフ神話TRPG」のリプレイ本。2本のゲームのプレイが収録されている。今回のもプレイヤー3人は、ライトノベルの作家さんとのこと。それにしても、プレイ時間9時間だって!!すごいなぁ。おつかれさまです。2016/05/16
ソルト佐藤
12
他のリプレイと違って、キャラクタたちが、あまりにもクズな方向に立ちすぎているのは、プレイヤがみんな作家故か。ネットや現実で煽りまくったり、ストーカーだったらりと、ひどすぎる(笑 違う方だと、基本的にはみんな良い人だったのだが(笑 犯人もひどいことしたけれど、かわいそうといえば、かわいそうなので、少し救いが欲しかった…でも、これがクトゥルフなんですかね(笑2015/12/31
砂糖と塩
12
進行役もラノベ作家、プレイヤーもラノベ作家、なTRPGリプレイ。物語を飯の種にしてるだけあって、各キャラの立ちっぷりがすごいっす。それも主に腹黒い方向へ。随所にF組とか2年B組とか彷彿とさせるものがありました…。井上先生の言動にしばしばBLネタが混じる点とかでも、苦笑混じりにニヤリ。田口先生の本は未読なのですが、男性作家なのに、ドライで苦労性の美少女キャラが妙にサマになっておりまして、触手(ピー)が回避されたのは実に残念。物語も学園ホラーとコズミックホラーのいいとこ取りな感じでして、最後まで楽しめました。2015/02/17
akiu
11
クトゥルフで学園モノ。いい感じにライトで、現代のガジェットも取り込んでいて、面白かったです。キャラがもともと若干イカれているので、狂っても軽い感じで読めるのがいいのか、悪いのか。ともかく、今風の現代クトゥルフって、こんな感じにすればいいのかなぁと思いながら読みました。現代だとシリアスになりがちなので、こんな風にちょっと軽いくらいがちょうどいいのかもしれない。シナリオ自体もよく出来ていると思います。しかし、途中でチラッと出てきた写真に背筋がぞわっとしたのは私だけではあるまい…(恐怖判定、失敗!)。2015/04/24