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内容説明
それは駆逐艦娘の陽炎が横須賀に来る前のこと。指導役の神通、同じ隊の霞、霰、そして相棒である不知火。第十八駆逐隊に所属する彼女は、かけがえのない仲間に囲まれ、厳しくも充実した訓練の日々を送っていた。そんなある日、同型艦の黒潮から鎮守府祭開催の噂を聞き期待を彫らませる陽炎だったが、まさか自分が駆逐艦娘の代表者に選任されるとは思いもよらず―。今回は陽炎の呉鎮守府時代!
著者等紹介
築地俊彦[ツキジトシヒコ]
元TRPG、メイルゲーム製作会社勤務。現専業作家。第一回のJGCスタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
24
過去編。いつも以上に沢山の艦娘が出て、お祭り騒ぎに相応しい賑やかさ。豆まきや騎馬戦と言った行事では何事にも全力な熱血駆逐艦たちの生きざまを表しているし、軽巡や空母、戦艦たちがそんな駆逐艦をどれだけ大切に想っているのかが良く分かりました。不知火と陽炎の夫婦っぷりだけじゃなく霞のお姉ちゃんっぷり、曙とのツン同士の殴り合い等々見どころが多く本当に満足しました。次はキス島なので駆逐隊が大活躍してくれるんだろうな。楽しみです。2014/12/28
あなほりふくろう
22
第十四の連中もいいけど、陽炎ニキの横に不知火はやっぱええなあ。あとそれを見守る霞の姐さんぶりも。今回は前日譚、文化祭ノリがすっごい楽しい。豆まきの「豆」の厳密な定義と、その経緯に草不可避。ボックスレンチを豆と言い張る勇気。男っ気ゼロの女子高ノリっていうかむしろ血の気の多いブリキ缶乗りのおっさんの集まりだろみたいな雰囲気に、鬼教官には頭が上がらないけどブリキ缶の誇りはいっぱしだぜ、みたいな気概の持ちようが、素直に萌えを受け入れられなくなったおっさんには丁度よく心地よいのです。2015/01/07
わたー
13
★★★★★面白かった。陽炎がまだ呉にいた時の話。豆まきと鎮守府祭がメインかと思いきや、しっかりと駆逐艦娘らしい戦闘があったりと、大満足な内容だった。今回はいつにも増して艦娘の名前がでていたが、それぞれが個性豊かに描かれていてよかった。鬼軍曹な神通さんがステキ。また、駆逐艦娘たちのことが好きすぎる描写も多くてよかった。確かに、小さい体に大きな熱量を秘めた彼女たちのことを愛でないわけはない。イラストも言うに及ばず。特にp183の疲れでほほを赤らめ、救護室で横になっている陽炎がかなり可愛い。2015/03/08
康芳英
12
陽炎の呉鎮守府時代の話だけど、第十四駆逐隊の面々は総登場、これだけ読んでも楽しめるけど、1巻から3巻まで読んでいればより楽しめると思う。百合的な見所は陽炎と不知火の夫婦っぷり。でもなによりも素晴らしいのは軽巡や戦艦や空母たちが駆逐艦に注ぐ愛情であり、このシリーズが駆逐艦小説であることを実感させてくれる。2014/12/26
カマー
11
過去話ということであまり期待していなかったがそれぞれの艦娘のキャラを掘り下げるという意味ではとても重要な話だと思う まだ結成前の14駆逐隊の面々も登場する豪華っぷり 前作と打って変わってシリアス減 ほのぼの増し増しと言った感じ 2014/12/26