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内容説明
竜樹、聖羅が出席するため、ロマンシアの音楽祭に同行することになったシャール(♂)。船上で聖羅と過ごす楽しい時間を経てやっと到着!と思いきや、護衛のギルマーも加えたシャール争奪戦勃発!そんな中「世界を救ってほしい」とささやく赤い髪の美女がシャールの前に現れて…?さらにはポーラローズ姫と、コスプレ少年ヨルン、不気味な“終末教”まで登場し、音楽祭に不吉な影が迫る―。ファンタジー家庭教師コメディ、待望の第6巻!
著者等紹介
野村美月[ノムラミズキ]
福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
80
ロマンシア国音楽祭に出席する竜樹王子と聖羅姫に随行するシャール。その音楽祭初日、世界の澱みと滅びを願う人間の「負の祈り」で災厄の竜を顕現させる<万能の天才>姉・グリンダ。雪王妃の手紙から個人的推測。グリンダの目的は、一途に想う恋の相手・巻末で扉の向こうの異世界から登場したトランティニアン芸能事務所社長を、こちら側の世界へ来させることだったのでは?しかしアニスの妄想の中で、鬼畜攻めがどハマりしそうな淡い金髪・緑の瞳の社長って(爆)個人的MVPを竜の攻撃から体を張ってポーラローズ姫を庇い、負傷した竜樹王子に♪2014/09/29
ひめありす@灯れ松明の火
69
怒濤の『月刊・野村美月』状態もこの後の3冊で一段落なのだとか。お疲れ様でした。ふわふわひらひらの可愛いお話と思っていたら、最後に急転直下の大忙しでした。彼女が目指していたのは『地平』ではなくて『扉』だったのですね。そして王妃様の秘密。彼女は80年代アイドル?黒い装置はIph●ne?なのでしょうか?それぞれのお手紙が好きです。王様が親馬鹿だったり、更紗姫と織絵姫の手紙がそれぞれ個性が出てきて分別があったり、真王子の手紙が他のお手紙とリンクしてたり、鈴七姫の手紙がいかにも愛らしかったりして、とっても和みました2014/11/20
よっち
62
竜樹と聖羅が出席するロマンシアの音楽祭に同行することになったシャール。竜樹・ギルマー・聖羅の三者三様の思いから再びシャール争奪戦になりかける展開でしたが、今回はそれだけでなくヨルンを名乗る少年(?)やらいろいろな人物も登場し、物語の背景がいろいろ明かされた巻でした。シャールと聖羅の甘い雰囲気はもう付き合ってるでいいんじゃないか的な流れでしたが、その周囲も少し風向きが変わってきましたかねー。転換期を迎えた終盤で前に一歩踏み出したシャールの決断が、物語の今後の流れに大きく影響しそうですね。次巻も楽しみです。 2014/09/27
た〜
61
あいも変わらず登場人物たちが揃いも揃って無闇矢鱈に可愛い。と、思っていたら話がいきなり急展開。ここまで行ったら次回最終回!?と思いきやあとがきによると8巻までは脱稿済みという言い回しからして少なくともあと3冊はあるのだろうなと安心。今回も急展開だけれどこの先疾風怒濤の展開が待ち構えていそうでとても楽しみだ2014/09/30
コリ
53
今回はいつものゆるいハートフルな話だけでなく、ちょっとシリアス寄りな展開があったのにも注目したいかな。今まで物語の所々に出てきたおとぎ話がまさか現実の事になるとは…。ファンタジー要素が入ってくるとは思わなかったのでこれにはビックリさせられた。ラストはとうとうシャールが自分の正体をギルマーや竜樹に明かし、本物のグリンダが現れてシャールを迎えに来た所で終了。いつも以上に次巻が気になる展開だったので早く続きが読みたい。そして今回も聖羅が可愛かった。年相応の女の子らしさがすごく微笑ましかった。2014/11/01