内容説明
白と黒の魔道士が争うグリザド皇国。身寄りがないリリーは挑んでくる相手を全て跳ね返してきた―第二皇子バルドと出会うまでは。初めての負けを経験してから七年。無口で無愛想、『雷獣』と呼ばれるバルドは将軍に、リリーは補佐官となって戦場を駆け抜ける!孤児と皇子。いつかは離れるとしても、戦うことが全ての二人は身を寄せ合うが、第一皇子ラインハルトの命で関係は一変して…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
11
主役カップルの無邪気なじゃれあいは良かったのに、あの「教本」は余計かも、とちょっと思いました(笑)。クラウスの立ち位置は微妙なのに嫌いになれません・・・リリーのネーミングの「駄眼鏡」が気に入りました♪ そして腹黒兄皇子は、弟への愛情はなさそう、あるのかな?(期待)。2014/09/26
莉芳
7
全体的に淡々と物語は進んだかな。リリーも死ぬなら戦場で、と思うくらい生きる事より戦うことを楽しむ性格だし。ヒーローは無口だし(笑) 兄皇子は腹黒だったわー。これで弟を本気で大事に思っているなら好感度は下がらなかったのに…。確かに猛獣×野獣なコンビだった。リリーの出自が明らかではないし、続くのかな?クラウスは割と好きなキャラだった。2014/09/18
ユイ
5
もう少し無自覚イチャイチャが読みたかったです。2015/07/31
ミシマ
5
うーん暗い。辿り着く先もあまり明るい展望が見え無さそうだけど、どことなく病んだキャラクター達にとってはそれでいいのかもな…みたいな。ヒロインの出自とか解明されてない謎もあるにはあるので続きそう。腹黒兄皇子と宰相家の駄眼鏡次男の行く末が少し気になる。雰囲気は嫌いではない。2014/09/16
いわいわし
4
デビュー作だけ読んだことのある作者様の新シリーズ第1巻。20年前頃のコバルト文庫にありそうな作風。敗戦色濃厚な情勢下、いつ誰が裏切るともしれない国を舞台にして繰り広げられる魔法バトル物。さっぱりとした気性のヒロインと、ヒロイン以外の他者とは意思疎通が困難なヒーローの組み合わせで、両者共に情緒面での発達が未成熟。睦み合い触れ合う場面もムツゴロウさんな感じで、あとがきには恋愛物とあれどもバトルシーンの方が印象的です。今の所幸せな結末を予想できずにいます。予想を裏切ってくれるよう祈りつつ次巻を待ちます。2014/12/08
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