ファミ通文庫 サイコメ〈６〉殺人器と遭死相愛

水城 水城【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2014/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 360p／高さ 15cm
• 商品コード 9784047298620
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

裏社会の客人を招く煉獄祭で、京輔ら１年Ａ組は冥土喫茶を披露した。煉子も昏睡状態から復活し、以前よりハードなスキンシップを求められる楽しい学院生活を謳歌していた…が、両親が紅羽家を伴い来襲。京輔たちを「退学」させると言い出した！学院側は反対し生死を懸けた“退学死験”を行うことに！殺人鬼たちと築いた絆と、わずかな余命の煉子を思い、京輔が下す決断とは―！？恋するほどに危険なハードコア系ラブコメ、クライマックス！

著者等紹介

水城水城［ミズシロミズキ］
『サイコメ』１巻で第１４回えんため大賞優秀賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[半熟タマゴ]

鋭利無双じゃないですかー。もう鋭利エンドでもよかったのではと思えたデートシーン。でも、京輔は煉子の事がどうしても忘れられないみたいで。それを鋭利もわかっているのが切ない。それでも諦めない鋭利の事を応援してます。本編は終わってしまったけれど、短編集でもう一度京輔達に会えるのが楽しみ。個人的にはモヒカンと久留宮先生のその後の話がすごく読んでみたい。

2014/09/23

[スズ]

煉獄祭で冥土喫茶を開き、殺人者だらけだが沢山の時間を共に過ごした友人達との学園生活に楽しさを感じていた京輔だが、行方不明だった両親が学園に現れ、学院を退学させると言い放ち…。煮え切れぬまま始まった表社会への復帰を賭けた退学死験ですが、想定以上に死者が多くて教師陣も本気で殺しに来ているのが伝わってくる。紅羽一家の護衛が最強の安心感を与えてくれていて、理事長との因縁は辛かったですが面白かった。絶対にいつか大好きな彼を振り向かわせると恋や新しい夢に向かって一生懸命突き進む鋭利がとても好きで背中を押したくなります

2021/08/14

[Yobata]

学外から裏の世界の人も招くプルガトリウム学院の文化祭“煉獄祭”が行われ、その中になんと京輔の両親が紅羽家の手によって来校する。目的は京輔,綾花の退学。しかし学院側もすんなりとは認めず本当の生死を賭けた“退学死験”が行われることに…。サイコメ本編最終回。前回の戦闘で京輔のために煉子の寿命が縮まってしまったことに罪悪感を感じるも自身も煉子に惹かれ殺されてもいい気持ちはあるものの一線を越えられない京輔の前に父親が現れて、突然目の前に現れた表社会への道。表社会へ戻りたい意思はしっかりしてるんだけど、やっぱ煉子の→

2014/08/29

[シュエパイ]

学園卒業をかけた最終試験。おおぅ、これは…予想以上にぱったりあっさりと死んでいく生徒さんたち。うん、でもまぁ、そうだよね、人殺しだから突っ込まれたんだものね、こんな場所に。いずれ誰もが因果か帰るんだろうなぁと思いつつ。先輩はいいところででてきて、いいぶぶんをもっていったなぁ。あとがきにもある通り、最後に近づいてきた影については明言されてない分、先輩にしか思えなくなりましたｗ それとあれか、モヒカンはコーラサワーか（笑）

2014/09/28

[晦夢]

完結！　短編がまだ出るそうですが、一応はここで幕切れ。プルガトリウム更生学院の煉獄祭のさなか突然京輔の両親が現れ、京輔と綾花を退学させると言い出す。学園が出した条件は退学死験、学院の教師や生徒から逃げるというもの。死の鬼ごっこが始まる。なんというかようやく本当の殺し合いに。鋭利可愛いな本当。鋭利に迫られたいな（迫真　キャラがみんな濃いな。何だかんだ最強は舞耶じゃないのか!?　最後まで狂ってた煉子最高だな。そしてそれを許容している京輔も大概だな。モヒカンいい仕事したな（遠い目　短編も楽しみです！

2014/09/02