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クトゥルーの子供たち

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  • サイズ B6判/ページ数 495p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784047298118
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

今、明かされるムー大陸滅亡の真実。大いなるクトゥルーの御子たちに恐怖せよ。ガタノソア、イソグサ、ゾス=オムモグ―数奇な物語の開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

48
クトゥルー神話集。内容はC・A・スミス系の古代の話とHPL系の現代の話に大別できるが、圧倒的に現代の話が多い。基本的にHPLの流れに似ていて、旧支配者の遺物や古代の秘められた知識に触れた人間がえらい事になるというのは共通しているのだが、話中に存在する独特の書物や聖具の名前を見るだけでもわくわくする。またオカルト探偵の話もちらほら。個人的にはダーレスが広めたような俗流二元論には抵抗があるのだけれども。しかし斯様な恐怖の年代記、昨今出版する所が全然無いため、こういう本を出してくれただけでもありがたい。2015/04/22

miroku

23
クトゥルー神話体系に拘泥し過ぎていて、独自性に欠けるというか……。クトゥルーものの後追いってのは、どうしてもこうなる宿命か。2014/12/14

ao

7
もともと神話は好きだったので、近代に創作されたクトゥルー神話なるものがあると知って読んでみたいと思っていた。そんな時に見つけたので読むことにした。前半は、複数の小説(リン・カーター作が多め)が収録され、後半はリン・カーターをメインにしてクトゥルー神話の発展の歴史についての概説が収録されている。小説は時系列順になっていたので、何となく理解しつつ読めた。だが、登場する専門用語が多いので(神、地名、書物など)、初心者はガイドブック系から読んだほうがいいかもしれない。2023/06/30

Smith, Ordinary. Person.

4
 物語の熱烈なファン――geek(オタク)と言ってもいいかもしれない――であったリン・カーターは、年少の頃より数多の物語を読み、長じてからは数多の物語を研究し、先人が遺したものを元に続編や新編を書き続けた。それはクトゥルー神話も例外ではなかった。先人が遺したものを体系化し、そしてネタにして神話の新たな構図、所謂《ゾス神話群》を生み出したのだ。本書は、そのゾス神話群に連なる物語をまとめた連作集である。 以下、コメントにて少々ネタバレ含む各話紹介。2021/11/27

Takashi Edamoto

4
安定のリン・カータークオリティ。 小説として面白いかどうかは置いておいて、神話の超統一理論の提唱者。 おそらく御大は墓の中ででんぐりがえっていると思う。 本編よりも注釈と解題が面白いのはどうかしている。何しろ、索引付きなのには驚く以外に無い。2014/09/30

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