出版社内容情報
有機農業運動は、少数の生産者と消費者が提携する段階から、生産・流通ともに大きな広がりを見せる段階へ入りつつある。この転換期の実態を、山形県高畠町・遊佐町、福岡県の減農薬運動などの実践から探る。
目次
生活農業論から見た有機農業運動
脱近代化運動としての有機農業
有機農業をめぐる戦略的課題に関する一考察―運動的視点と特産型農業視点の間
共生社会を拓く有機農業運動―山形県高畠町における実践と考察
転換期の有機農業運動―山形県高畠町の事例から
有機農産物流通の多様化段階における産消提携の新展開
農業協同組合と有機農業運動―山形県遊佐町の事例研究
有機農業運動の新たな段階―食料自給をめぐる消費者からのアプローチの課題
