内容説明
期待と欲望に目を輝かせた「ワーカー」の集団が未知なる遺跡―地下墳墓へ踏み込もうとしていた。その偉大なる地へと依頼を受け、挑む闖入者は、“脱落者”。胸に秘めた想いを持つ、冒険者の影の側面を求めた者たち。少数精鋭の“フォーサイト”、歴戦の戦士が揃う“ヘビーマッシャー”、伝説の老公“グリーンリーフ”、不敗剣士によるワンマンな“天武”。生贄を絡めとるがごとく、次々と姿を現す大墳墓の住人たちが棲む悪夢のようなナザリックから、彼らは生還することができるのか?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
41
アニメ化企画進行中と言うことで始まる7巻。ワーカーを利用してナザリックの防衛機能や名前だけ登場していた守護者のお披露目といった感じ。さすが恐怖公見開きカラーイラストでGの大群は気持悪いな。そしてハムスケはどこに向かって進化していくのやらw最後のエピローグでアルシェの帰りを楽しみに待っている妹達を見ると切なくなる。アルベドが直属の部隊を持つようになり今後どうなるのか見ものだな。2014/08/31
花揶〓書店員
39
過去に謀反を起こしたシャルティアとの凄絶な戦闘があった故に、対立する敵との歴然とした差が明瞭で、最強主人公たるアインズが大手を振って圧殺する展開にはつい期待を募らせてしまう。書籍版は脇役にも光を当てている様なので、本巻は冒険者から脱落した『ワーカー』が贄となる。正に難攻不落の要塞である大墳墓に足を踏み入れてからは肝を冷やす道中である。虎の尾を踏んだ者の末路が既刊より濃く掘り下げて補筆されており、一貫した個々の残虐性が極めて顕著だ。何故か過激な異形種達の方に惹かれてしまう理由こそ、この作品の持ち味と言える。2016/03/31
ランタン
34
ダークすぎる。 ゴキブリほんと無理。 誰か生きてくれてればいいんだけど。 あと、イラストのクオリティが上がった気がした。2016/07/14
まりも
34
今回はゴキブリ回。侵入する冒険者達と冒険者達を利用して日頃の訓練の成果を試すナザリック。ナザリック側は相変わらず素晴らしいまでの残虐仕様ですね。見開きのイラストはちょっと力をいれすぎです笑 久々にハムスケが出たり五大最悪の内二人が新登場したりと活躍の機会が少ないキャラに出番が来るのは良い事です。エピローグの妹たちの会話はかなり切なくなってしまいましたが。アルベド直属の部隊が出来たことでどのような展開になっていくのか。これからも楽しみです。2014/09/03
ピップ
33
魔導国を表に出す口実を作るため、冒険者たちをおびき寄せる話。たぶんこの巻が一番好き。人間に対する容赦なさが良いです。鬼畜だけど(笑)2023/01/27