内容説明
幼い頃交わした約束―「友達に、なってくれる?この先ずっと」その頭脳を買われ、名門華族・黎千院家の次男・司生の道楽探偵業の助手を務める凛には、忘れられない“親友”がいる。彼との再会を夢見る凛だが、司生は何かを隠している様子…。そんな中、巷では“怪盗”が名門貴族の宝を狙う事件が多発!そして凛の前に一人の男が現れ―!?約束を巡り思惑が絡み合う新明治快盗譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
14
10年前に別れたきりの親友を探す主人公をめぐり、ふたりの美青年とのやり取りが面白い・・・最後の告白合戦がまた楽しかったです(笑)。続きもぜひ出してほしいな♪2014/05/03
凍矢
9
新作でスラスラと読めるかもと思いましたが。時間がかかってしまいました。内容は、主人公を取り合う二人の男たちのバトルでした。妙な意味ではありませんが、主人公は、人気者です。2014/04/15
さぁちぃ(積読本消化中…)
8
明治時代で探偵物、闇皇のキャラも出てるから購入。設定とか好きなのに読み進めるのに時間かかった、闇皇みたいに引き込まれないからかな。主人公は色んな意味でモテモテ。2014/04/20
sio
7
初読み作家さん 「闇の皇太子」があらすじ避けだったんだけどもったいなかったかも 10年前に一度だけ出逢った『親友』を思い起こさせる司生と久恩 更には謎の怪盗 一点を除けば想像通りな結末なんだけどその一点が思いつかなかった これどう収めるの?と思って読んでだけど綺麗に収まるところに収まりました 関係ないけど「おさめる」って漢字のチョイスを一瞬悩む...。2014/11/22
雪璃
4
探偵、怪盗、明治時代と好きな物が詰まっていたので手にとりました。初読みの作家さん。物語はおもしろかったですが、地の文章で少し引っ掛かる場所がありました。凛と久恩が出会ったシーンで『会釈してから青年から』とありましたが、『会釈して青年から』の方が個人的しっくりくると感じました。極端におかしいとも感じませんでしたが。後、会話文で零が数字で表記されていたのも違和感がありました。総合的におもしろかったので続編、出てほしいな。2014/04/30