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内容説明
帝国兵の追手を振り切って開拓都市ヴォストックへ向かうロジオンたち一行。しかし、その地に近づくにつれて彼は奇妙な白昼夢に襲われるようになっていた。そんな中、列車でドミートリィの襲撃を受けたリーザとロジオンは逃走の末、洞窟に隠れ住む龍血族の集落を見つけるのだが…。リーザを龍姫と崇める住人たち、さらにロジオンには龍血族を率いた古代の聖王、リューリックの記憶が流れ込み―。魔銃と聖剣が織り成すバトルファンタジー第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ギンレイ
5
【事象と世界と選択と】反逆の異能ファンタジー。 なかなか凄かった! 主人公は徐々に幻視や幻聴に悩まされるようになっていきます。それは力の代償なのか報奨なのか。侵略と迫害、国という圧倒的な組織に立ち向かう姿があり、大枠で浮かび上がらせているのは『生と死』でしょうか。幼馴染少女との対立で葛藤する『公と私』もあり、戦いの裏の結果までセリフで出して『視点の逆転』も表していたり、『ここまで書くか!』とうならせる本気度です。これは今の時勢とリンクさせるとかなり発見があるかも!出版年月からすると時代を先取りした一冊です2015/04/03
1_k
5
前巻に輪をかけた内容。当然のように打ち切り。後書きで語っている事は分からんでもないし、志の高いテーマではあるけれど。実装された物は、商業エンタメでこれをやるのはどうなの? と思わざるを得ない。作者さんのやりたいこと100%を詰め込んで、読者へのサービス精神や配慮を入れるスペースがなくなってしまっている。もし、これがテーマをきちんと描きつつ、エンターテイメント性の高い作品に昇華できていたらラノベの枠を超えた傑作になり得たが……今まで誰も手を出していなかったのは、簡単にできる事ではないから。無茶しやがって。2014/04/29
もみち
3
【図書館】面白くはないけど、作者の書きたいことはしっかり詰まっている。アンナ(姉)はラスボスだと思ってたけど、ロジオンに敵対することはなさそう?無駄なおしゃべりをぶった切って相手を殺すその手際、クールで好感が持てた。でも終章の法公布はどうなってるんだ。グリューネも貴族のくせにその情報持ってないのか?2017/02/03
博麗饅頭
2
2巻で完結。人間に迫害されている竜の一族の現状を見かねて、現状を打ち壊そうとする少年のお話。 なんというか・・・全体的にダークな世界観。読み終わってスッキリするような作品ではない。どうしようもないことになんとか抗おうとする主人公には好感が持てるのだが、周りが不条理すぎて救いがない。 テーマは良いんだけど、エンターテイメントとしては微妙。2014/05/27
帰化の隠された世界
0
………話として好みが、ただ商業もの早々打ち切り。まあ、良いが。2014/05/01