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内容説明
参謀オズワルド率いるハイブリタニア軍が、ベルガリア本土への侵攻を開始した。劣勢の帝国軍の援護に向かいたいアルティーナ達だったが、時同じくしてヴァーデン大公国が要塞へ襲撃を仕掛けてくる。レジスが一夜にして撃退する策を提案するも、アルティーナは宝剣を折られ、味方に負傷者が出てしまった。彼らは帝国を護ることができるのか!?そして、明かされるレジスの過去とは―。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第五弾!ドラマCD『ファーレンベルク動乱』ほか、ショートストーリー三篇つき。
著者等紹介
むらさきゆきや[ムラサキユキヤ]
作家。漫画の原作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
18
ハイブリタニア王国と開戦。ハイブリタニアに使われたヴァーデンに攻められ撃退に成功したがエリックは負傷しアルティーナの持つ宝剣は曲がってしまう。遠征先でレジスの姉が登場し修理の目処が立って良かった。ハイブリタニア戦は第七軍の無能ぷりが予定通りだったな。前巻でハイブリタニアの話をしていたので分かりやすく良かった。次巻は海戦か。2014/03/09
メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
15
92点。ハイブリタニア戦前半の回でしたが、素晴らしい出来だったと思います。むらさきさんはこれがあるから他作品も追いかけちゃうんですよねww今まで積み上げてきたこと以上に、新たな話(レジス周辺の掘り下げなど)が加わり物語に厚みが出来、それを余すことなく調理していると思います。土台をしっかりと描いてきたことにより本格的な戦線をしっかりと描けていたと思います。レジスの策略が次巻でいかんなく発揮される展開になると思いますが、この戦いに関してもしっかりと土台作りができているので、次巻の展開が楽しみで仕方ありません。2014/02/27
とかげのしっぽ
13
4巻の不穏な空気から本編へ。今回は派手な個人戦が全くない。ですが、軍師から見た戦況の把握や敵軍師との策合戦が印象的でした。話の中であがっていた「主張する人の権力と聞く側の権力の違いによって、内容によらず主張が通るかは全然違う」という権威主義と啓蒙主義の話は興味深い。こういった人間らしい面を考えた上で会議とか話し合いに参加できれば、色々なやり方があるんだろうなと思う。特装版ということでドラマCDがついていて、表紙のイラストが違いますが、他に中のイラストとか違ってたりするのだろうか?2014/03/04
尚侍
8
とっても面白かった。伏線の張り方が実に見事。まさかこんな自然な形で物語が膨らんでいくとは思いませんでした。また、戦記物ではお約束とも言える「無能な味方」の描写がうまく、レジスの冷静沈着さとアルティーナの懐の深さが改めて浮き彫りになったのは、今後の物語の展開上重要なエピソードになるように思います。特にビュゼンテ二等文官がいい。もう出てきたとたんに某准将の姿を思い浮かべてしまいましたよ。こういうキャラがいるからこそ物語に深みが出るので、皮肉ではなくこうしたキャラの描写にも力を入れて欲しいですね。強くおすすめ。2014/03/03
sskitto0504
7
帝国VS王国ですね。オズワルドがなかなかやります。次はレジスの番ですね。どうなることやら?楽しみです。2014/09/04