内容説明
あたしには、ちょっとした能力がある。モノに残った人の想いや記憶を読みとることができる。物心ついたときからできたことで、そう誰でもができることじゃないと気づいたのは、後になってからのこと。だけど、ときどき、寂しいと思うことはあった。他人と違うということが。他人と違うということを、誰とも分かちあえないことが。異界召還ミステリーフリーホラーゲーム「操」ノベライズ!
著者等紹介
元長柾木[モトナガマサキ]
ゲームシナリオライター&小説家
せん[セン]
ゲームクリエイター。漫画家、イラストレーター。ホラーゲーム「操」(探索型ホラーアドベンチャー)は第1作目のフリーゲーム。英語版、中国語版、スペイン版にも翻訳された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梨紗
3
私はとても楽しめたんですが・・・否な感想ばかりでびっくり。元のゲームを全く知らないからでしょうか。人がぐっちゃぐっちゃと死んでいくのに、語り手がアキなせいでそれほど重く感じない。いや内容は酷いけどね。だって「間に合わない」とか言われたらもう・・・。表紙のアキを見て、のちのちこんなになるのかなと思ったら最初からこうだったんですね。ゲームはまだあるのか。本にはならないのかな?ぜひ読んでみたい。2017/12/15
東晃
2
普通に話が(というかネタが)面白くない。しかしいじめのシーンで嬢瑠璃ちゃん思い出すの本当にやめたい 星二つ2014/09/01
しゅろん@本を読む
1
個人的にはウーン...な作品。好きな人は好きなのかもしれないが原作の話とオリジナルが混ざりあって不思議な感じ。分厚い分内容がまとまってなかった2014/09/13
瑠稀亜
1
普通につまらなかった。原作に忠実なイベントシーンの描写と原作にない心理描写が混ぜこぜになっていて一貫性がなくなった感じ。2014/09/02
ウィ
0
原作が好きなので、考えずに購入したものの、分厚いわりに、きちんと話がまとまらなくて、一か月以上かけて、ダラダラ読んでいた。話の大筋は大抵原作通りにしながら、オリジナルも混ざり合ったせいか、面白くない展開が多々あった。正直に言って、オリジナル要素を入れるのは諸刃の剣だと思う。上手くいけば、原作より話を昇華させることが可能だが、下手にすれば、原作に劣る。残念ながらこれは間違いなく後者だ。原作に劣るというのは残念でならないといえど、原作より深く掘り下げていたところもあって、意外とふつうに楽しめた。2016/05/17