内容説明
英国侯爵家に勤める若きフットマン・パリスは、容姿端麗、冷静沈着。“一度聞いたことは忘れない”記憶力を持ち、敬愛する一家に仕えていた。ある日、夫妻と老執事の海外赴任が決まりパリスは執事に大抜擢。留守を預かることになったのだが…残されたのは結婚適齢期にありながら、自由気ままに振る舞う3兄妹。さらには一癖も二癖もある客人が邸に集い―?本格執事物語、華麗に開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
8
読了2015/08/17
瀧ながれ
7
いろんな作品に出てきますけど、「執事」と「従者」とは違うのかな?「フットマン」「ページボーイ」ってなんぞや? とぼんやり思ってたことが、この作品でわかった気がします。先代が留守のあいだ臨時の「執事」をつとめることになった、若く優秀な主人公の、誇らしさと緊張が、たいへん読みごたえありました。続編が出たらいいな〜。…お嬢さまは、とっとと嫁にゆくがいい(笑)。2013/08/19
あ
4
最近の「執事」さんは黒かったり万能すぎたり役割がおかしかったりする中、18世紀頃の「執事」をきちんと踏襲した内容で好印象でした。もっともその分、山場の高さが低い内容となっていますが、使用人ネタが好きな人にはたまらない一冊かと。2013/09/03
よっしー
3
面白いんだけどちょっと盛り上がりに欠けて何かもったいない感じがする。続きが出たら読みたいけど。2013/11/13
ユイ
3
普通の執事がメインの話はかえって珍しいかも。思い込みなのか本当に好きなのかー難しい所ですね。屋敷の平穏を望むところは読んだばかりだからかジーヴス思い出しました。2013/11/09