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内容説明
無駄に溢れる才能を持つ(勉強を除く)高橋。彼は孤高を気取り、王道学園生活から目を逸らしてきた結果、ぼっちのまま二年生となってしまった。そんな彼の下へ千載一遇のチャンスが訪れる。完璧な(性格を除く)美少女・佐藤が現れ、自らを生徒会長にすべく、才能を活かして暗躍するよう高橋に要請したのだ。そのために偽りの部活“高橋部”を得た彼は彼女をサポートしつつ、真の学園生活を取り戻す決心をする。恋もない友情もないロストピース学園コメディ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
39
メインヒロインがちっとも可愛くないにもかかわらず面白いという、非常にレアな(?)作品でしたw 多方面で無駄に溢れる才能を持つも性格の悪さとコミュ力のなさゆえに残念ぼっちな高橋くんと、野望のためなら手段を選ばない腹黒美少女の佐藤さん。ほかにも個性的なキャラや部活動が多数出てきて、実にファミ通文庫らしいヘンテコ学園コメディでした。 畳み掛けるようなギャグ・ネタには笑わせてもらったし、意外にも青春ものとしての完成度も高かった。 個人的に、続編出るよりはこのままのカタチで残しておいてほしい作品だと思いました。2013/08/27
まりも
30
読みにくいことこの上ないけど面白かった。ラブコメ要素あるのかと思ったら完全コメディ路線なのがいいね。主人公は性格が残念だけど頭も残念でヒロインただの腹黒。そんな二人の負の要素を見事に生かした作品だった。物語が進めば進むほどわけわからん展開(褒め言葉)になるのには笑った。非常にきれいに終わっていたので1巻完結でも問題ないがシリーズ化しても面白そうだな。2013/07/02
まりも
29
再読。性格が原因でぼっちになった万能の天才・高橋君と、性悪で権力の亡者な美少女・佐藤さんが色んな部活動の悩みを解決しちゃう学園コメディ物語。読みにくい、だけど面白い。癖の強いコメディ作品ですよね。高橋君と佐藤さんの掛け合いがツボですわ。あと高橋部の活動を通して、徐々に高橋君が変わっていく姿も一風変わった青春作品っぽくて結構好きです。内容は結構無茶苦茶やし、色々詰め込みすぎて酷いことになってるけど、そのアクの強さが魅力になっている。こんな青春もたまにはアリなんじゃない。2016/07/31
リプトン
26
読みにくさやキャラ描写など好き嫌いが分かれそうな感じでしたが、個人的には面白かったです。ヒロインは腹黒、主人公は天才だけど残念で出てくるキャラも変人ばかりで、いろいろ突っ込みどころは多いもののひたすらコメディしてて楽しかったですね。話としてはぶっとびつつも最後は綺麗におわったので1巻で完結でもいいかもしれませんが続刊がでるなら買いたいですね。2013/07/17
あなほりふくろう
24
途中まで、これは舞台袖で腹黒い佐藤さんと一緒に、高橋君の面白可笑しい姿を覗き見ながら腹を抱えて笑う話だと勘違いしてました。すいませんw 高橋の過去話に「こいつアスペか医者行けよ」と心配になったが、話が転がりだしてからは、なんだポテンシャル満載のヒッキーなだけかと一安心。他の部長さんたちも個性的なのばかりで、なんだ高橋楽しそうじゃん(苦笑)どんなきっかけでもひとつ転がりだせば、自分を取り巻く世界など容易に一転するのだよ。「今なら近藤君と話せることが沢山ある気がする」ここまで変われるものなんだねえ(感心)2013/07/09
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