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内容説明
アーマッドが誇る“筆頭神巫”シャキーラの里帰りのため、護衛に就く封印騎士団。その中には、紋章官になる前のディーの姿が―『永世神巫と落第騎士』。国王より、静養先から帰還する王妃アルムデーナの護衛を命じられたディーとヴァレリア。一方その裏では、ルキウス率いる“青の右手”にも密命が下され―『蜜月の終わり、雨の日に』。甲冑娘ベッチーナが抱える切ない事情―『花々の宴、夏の日に』。本編を結ぶ、重要な三編のエピソードで贈るシリーズ第5巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
38
シャキーラの里帰り護衛に就いていた封印騎士団見習ディーの過去話、静養先から帰還する王妃を密かに護衛するように命じられたディーとヴァレリア、そして同時期の周辺事情を描いた短編三本。今まで噂だけだったディーの騎士団除名話が明かされますが、当時の状況からすると仕方なかった感。登場した永世神巫シャキーラや王妃もいい感じのキャラで、ヴァレリアの性格を読み切った密命は何とも微妙なものではありましたが、殿下の言葉に一喜一憂するベッチーナの過去も明かされたり、本編を補完して物語の奥行きを作るいい短篇集だったと思います。 2014/10/14
とかげのしっぽ
14
★★★☆☆ディーの過去話などの短編。本編と全く違うというわけでなく、ちょこちょことこれからの話に重要な話が出ていた気がする。ディーの騎士団除名は暴力沙汰が原因という噂であったが、なんていうかしょうがなかったな。ただ、騎士団のボンボンどものバカさには呆れた。やっと登場人物の名前が頭に入ってきた。2014/10/26
ナカショー
13
短編集。封印騎士団在籍時のディーの過去話、養生先から秘密裏に帰還する王妃の護衛するディーとヴァレリアの話と、ガチャピンクの話。ベッチーナの過去が思ってた以上に鬱屈としていてビックリ。ただその話を聞いたディーの対応がさっぱりとしたもので良かったです。2015/08/31
シュエパイ
13
ガチャピンク、皇太子の庭師に妹に友人に、王妃のお気に入りと大出世だね!(笑)待望の大活躍ぶりなので、満足なのです。裏で蠢いてた愛人話があるだけに、一層、よい子さが際立つなぁ。それにしてもあの勲章、鎧の意匠になったんだ。一人着々とパワーアップを繰り返すなぁ(*^□^*)2013/02/28
硝翅
11
シャキーラ猊下はオルヴィエトさんと同じ妖艶タイプの方が新人組と差別化できてよかったんじゃないですかねぇ? しかし神巫はみんな人間味あふれすぎてて、読んでる分には面白いけど、本当に宗教上のお偉いさんなのかと思わないでもない。それはともかく、ガチャピンク大活躍である。この娘、いい役回りなのにこれまで活躍描写がなかったからなぁ(笑)(簡易評価:VS1)2013/03/02
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