内容説明
ディシベリア帝国皇女・フィグネリアへの誕生日祝い。それはあまりに怪しい“婿”だった!刺客かと疑うも、クロードと名乗る彼は何にもできない優男。婚儀の夜―早々にフィグネリアがクロードを寝室から追い出そうとすると、何故か扉が開かない。その時、突風が部屋を駆け抜けた!驚くフィグネリアの前で、クロードが慌てて笛を吹き始めて…?第14回えんため大賞奨励賞受賞作。
著者等紹介
天海りく[アマミリク]
『影の王の婚姻』で第14回えんため大賞ガールズノベルズ部門で奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダージリン
29
兄の皇帝からのプレゼントの婿クロードが、ぽやんとしつつも、一途で可愛い(笑)。ヒロインの皇女フィグネリアは、国を切れすぎる頭脳で支えてきたクールビューティ。ふたりのあれこれがとても微笑ましく読了。皇帝一家としての家族愛も良かったし、神霊の設定も面白かったです。婿の成長が楽しみなので、次も読みます!2013/11/14
莉芳
22
クロード、へたれかと思いきや据え膳は食らう質だったのがちょっと予想外だった。フィグはとっても凛々しくて格好良かった!ツンデレというよりクーデレ?お兄ちゃんの怒りも尤もだけど、そもそもの原因は政治ができないあなたのせいでもあるんだけどね…。黒幕の思考は全く理解不能。そこに至る原因とかもっと掘り下げてほしかったな。神様側の事情とか。1冊に纏めようとして上っ面の説明で終わった感じがする。タラスは追放!?あんなに有能な人放り出していいのかとツッコミどころは多々ありました。2014/11/14
はなりん
15
ほのぼのとした皇家だなぁという印象。ヒロインが一人で背負ってきたんでしょうが、それにしても・・・な感じでした(笑)。まぁそれが物語全体をほのぼのさせてるので、よいのですが^^。最後はヒロインも重荷をおろして、婿殿とラブラブな感じで何よりでした。ただ、タラスとの関係や彼の処遇だけが、ちょっと残念かなぁ。2013/10/13
さぁちぃ(積読本消化中…)
13
皇女様が誕生日に婿さんを貰うとこか始まる話し。うーん、なんかあっさりしてるってか事件は起きるんだけど、いまいち盛り上がりがない。婿さんの特殊設定いらないんじゃないかな?あと神霊が子供っぽいてか神様っぽくない(笑)でも夫妻のやり取りは可愛くてニヤニヤ、ツンデレいいね♪2013/03/12
Koto
12
皇女として皇帝である兄を影ながら支えてきたフィグネリアの誕生日祝いは、訳ありげな婿!凛々しすぎるフィグネリア、に守られる優男?ヒーローとヒロインがまるでひっくり返ったような設定はこれまでの少女小説としては目新しい。あまりのだめっぷりヒーローに母性本能をくすぐられる感覚が…?宗教や妖精で成り立つ世界観はあれもこれもな感じでちょっと読みづらく流してしまった感は否めない。イラストは好みだし次作に期待します。2014/05/10