内容説明
死の呪いをかけられた珠紀は、解呪の手立てのないまま『鏡』の力の最終段階を迎えてしまう。この現象を鎮める唯一の術は、二つに割れた『鏡』をそろえること。そこで珠紀は、守護者たちと共にニールと戦うことを決意する。しかし、「おまえと出会えてよかった」―そう珠紀に告げると、拓磨が姿を消してしまい!?様々な想いが交錯する…恋と宿命の玉依姫奇譚シリーズ、感動の最終巻。
著者等紹介
西村悠[ニシムラユウ]
作家兼ゲームシナリオライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜📕のベルズ
11
恨み、妬み、復讐が蔓延る村。守護者と主の最後の戦いが始まる。光と影の描写が美しい。今ある日常が本当に奇跡だということを胸に刻む。2022/01/05
陸抗
4
最終巻。ゲームをプレイしていて、せんべいを半分こで泣いたのを思い出した。ちくしょう、芦屋さん、カッコよすぎ。一部の犠牲があったことを珠紀が知ったら、どんな反応が返ってくるのかなぁ。琢磨が恋人だったので、オリジナルの展開も多くて、ゲームをプレイしていても楽しめた。良いノベライズだったと思う。2016/09/13
サラ
1
ただの拓磨ルートで終わるのではなく、他ルートでの大好きだったシナリオを織り込んでくれていて、感動。特に芦屋さんのあのシーン。あそこは泣きながらプレイした思い出がある。ゲーム通りじゃなく、芦屋さん目線も少しわかるし、幸せな終わり方になっていて…よかったね清乃ちゃん!小説オリジナル要素が美味しかった。夏目漱石のアイラブユーネタに弱いので、拓磨の「今夜は本当に月がきれいだ」に、本を投げたくなりました。いい意味で。そして、ここでネタ明かしがあることで、前のシーンの芦屋さんの一言が効いてくるという。お上手。2013/04/11
真尋
0
いよいよ最終巻。原作の大筋から変わらないんだけどゲームでは語られなかった部分を掘り下げていて楽しめました。あちこちで死亡フラグ立てるもんだからどこまで生存者が出るか不安でもありましたがw ただ、オリジナル展開を挿むなら作者お気に入り人物の運命ももう少し幸あるものにしてあげてもいいんじゃないかとは思った。掘り下げられた分それまで珠紀が頑張ってきた皆で明るい未来とは何だったのかと腑に落ちない。2015/09/04
桜音
0
いい終わりでした。友達から全巻借りて読了しました。 月が綺麗ですね...のお話はとても素敵でしたー 芦屋さん、惚れたぜチクショー! 2013/10/22
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